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魔法少女リリカルなのは 龍皇の軌跡 現在連載停止中
異世界旅行編
ガレア脱出…
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side リューヴェルト

「次元震の反応及び、航行の障害無し。目標地点まであと三日。
 映像通信可能範囲に入りました」

わたし達は今、ジーク・ヴルムに乗って協力者の元へ向かっている
どうしてこうなっているのかというと話は一週間前にさかのぼる

一週間前。

「国を捨てるぅううう!!!」ビリビリ

わたしの発言にフィルスがこれでもかと言うほどの大音声で叫ぶ。
あまりの大声に空気がビリビリと震える。

「あぁ、そうd「なぜっ!?」今説明するから大人しくしてろ」

はぁはぁ。と肩で息をしているもののちゃんと聞く気はあるようで
コクコクと頷く。というより今のでそこまでなるのか

「まず第一に民を守れない王がどうして国の長に就ける?
 それに…」ズズン

続きを言おうとしたら船全体が振動する

「今この場に居留まっていると敵のいい的だ」

外に目をやるとたくさんのミサイルがこちらに向かって飛んできている
前世ではまずお目にかかれない光景だ
そう思うと前世の日本は凄く平和な世界だと思う
まあ、この船には自動修復機能が働いているからたいしたダメージは
無いだろうが

「分かりました。ひとまず次元の海に飛びます」

フィルスが承諾し海へと飛ぶ。すると窓の外に見られる周りの光景が様々な色を混ぜ合わせた
ようなモノが流れる世界へと変わった

「で、どこに行くんですか?まさか何も考えていないわけじゃないですよね」

そう言ってフィルスはわたしの方を見てくる

「当然だ、行き先の座標はすでにフィンからここの管制システムに転送済みだ
 目的地は【地球 第二星】だ」

「わかりました。なぜここにしたのか理由をお聞きしてもよろしいですか?」

「ああ、そこにはわたしの戦友とその融合機、さらにはわたしの使役する
 龍神もいる。彼らならば彼女の面倒もしっかりと診てくれるだろう」

「彼女…アカネですね」

「ああ」

アカネ、ガレアの民の唯一の生き残りにしてEC保有者(エクリプスキャリアー)
ここに転移した後。気を失い今はシルフリードとイクスが診ている。

「ここからだと音声通信が出来ますがどうします?」

「そうだな、早い内に通信を繋いで墓の準備をしてもらわないとな」

そう言って音声通信を繋ぎ、今向かっている事、その理由を懐かしい戦友の愛機の声に
言った

それから一週間、話は冒頭に戻る



場所は移り、【地球 第二星】時は戻り一週間前


ザクッザクッ

鍬が地面を掘り返す音を一定のリズムで刻む男性が一人、畑の真ん中にいた
男性は肩にかけている手ぬぐいで額に浮かんだ汗ををふき取りながら空を見上げる
空は青く澄み渡り、鳥が空を舞う
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