零部
五章
無刀 翠月
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アレから数日がたった頃だった
菊はまた紅姫を追いかけまわし捕まえてはセクハラをしては紅姫を泣かせる毎日だったのだが
今日、屋敷に宛先不明の物が送られてきた
「坊っちゃま宛にお荷物が届きましたよ」
屋敷の仕様人がショウマ宛の荷物といい
その包帯のようになもので包まれた棒状の物を手渡れた
「なんだろこれ?紅姫、菊ちょっと着てくれる」
その包帯を外そうとした瞬間紅姫と菊はその棒状のようなものから距離をとった
「主様・・・それから離れて・・・それは魔刀です」
菊と紅姫は声を合わせショウマに危険だと警告し
離れるように支持したがショウマは距離を置くどころか
スルスルと包帯のような物を外した
そして、現れたのは切羽の無い太刀だった
「これは・・・仕込み刀か?」
紅姫はその刀からショウマを突き飛ばすように押し倒した
「主様・・・危ない」
紅姫がショウマを押し倒した瞬間あの魔刀から斬撃が出された
「紅姫さん、ショウマ様怪我は無いですか」
菊はショウマと紅姫に心配そうに近寄った瞬間の事だった
「ふぁ〜・・・うん、此処は何処?貴方は誰?」
あの魔刀が少女の姿になり現れたのだそれを見て紅姫は番傘に仕込んでいた刀を取り出し戦闘体制に入った
「貴方は主に・・・刃を向けた・・・だから私達の敵」
紅姫の般若のお面から鬼火のようなものが吹き上がった
「紅姫さん落ち着いて・・・その気持ちは分かりますが此処は屋敷内ですよ」
紅姫はそんなの関係無いと言い
あの魔剣少女に襲いかかったそして首元に刃を当てた
「や、やめて・・・私は貴女達に危害を加える気は無かったのです・・・ごめんなさい」
紅姫はその言葉を無視して刃を振り上げた瞬間腕を掴まれた
「紅姫・・・やめてこれ以上君の手を赤く染めないで」
ショウマはそう言いながら紅姫を止めたそして紅姫も刃を番傘に戻し般若のお面を腰に掛け直し少女の身体の上から降りた
「怖かった・・・あ、貴方がこの娘達の主様ですか?・・・も、もし良かったら私も貴方の刀にしてほしいのです」
彼女はいきなり自分もショウマの刀にしてほしいと頼み込んできたのだ
「私は反対です。いきなり斬撃を主様に向けて飛ばす娘となんて無理です」
紅姫はそう言って彼女を睨つけていた
「紅姫・・・君も彼女と似ていた時あったでしょ」
ショウマにそう言われた紅姫は何も言えなかった
「あ、君の名前を教えてくれないかな?」
ショウマがそう彼女に話した瞬間彼女は覚えて無いと言ったのだ
「名前が思い出せないのか・・・なら今日から君の名前
は翠月だ」
ショウマは彼女に名前を与えた
「翠・・・月?、今日からそれが
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