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機動戦士ガンダム・インフィニットG
第十一話「狙われた一夏」
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てて!!」
「軍人ともあろう者が、気安く話しかけるな……」
「な、なにすんだよ!?」
「何事ですか? フォルド先生!」
そこへ、近くの席で食事していたマット達が集まってきた。どうせ、ふぉるどの事だからISの教員にナンパとかして、トラブルを巻き起こしていることしか予想がつかなかったが……しかし、彼らはフォルドと生徒たちと一緒に居るその女性を見たとたん、全員がピシッと敬礼をしだした。
「あ、ありっ……?」
そんな状況を、フォルドはあんぐりとしていた。そんな彼の頭上をルースのゲンコツが降下される。
「この馬鹿! なに、ジオンの将兵を口説いてんだ!!」
「え、え!? そうなのか!?」
動揺するフォルドだが、そんな彼の非礼を即座にマットは謝罪した。
「連邦政府軍立MS学園教官のマット・ヒーリィです。同僚の非礼、お許しください」
「ジオン公国軍特務部隊のマリーダ・クルス中尉だ。気にすることはない……」
「じ、ジオン……あ、もしかしてアンタ袖付きか!?」
と、フォルドも彼女の姿を見てそう叫んだ。
「……それがどうした?」
もちろん、マリーダさんは不機嫌になる。どの所、フォルドも一夏のことで説明を受けて何かと納得してくれた。
「なるほどなぁ……で、学園にいる間は一夏の護衛ってやつかい?」
「そうだ。作戦行動中は私をジオンの兵士だからと言って気にせずに接してくれて構わない……」
「そうか! じゃあ……」
「ナンパ以外ではな?」
「ちぇっ……」
「当たり前だろ、フォルド」
と、ルース。
その後、教員との挨拶も改めたマリーダは一夏との食事を終えて部屋に戻った。部屋に戻ったら戻ったで、自分とマリーダの二人きりという現状に、一夏は耐え切れなかった。
こんなクールな女性ともに一夜を過ごすとなると緊張してしまう。護衛してくれるとはいえ、やはり思春期の男子はそう思ってしまうだろう。
「どうした? 一夏……」
それも、下着の上にワイシャツを着ただけのマリーダが、先ほどからこちらをちらちら見る一夏に首を傾げた。
「そ、その……寝間着は?」
「これだが?」
「い、いや……それは少し」
「何だというんんだ……ん?」
そのとき、ふと彼女の太ももに巻き付くベルトフォルダーに収納された携帯から音が鳴った。
「こちら、マリーダ……」
『マリーダ! そんな格好して見知らぬ男と寝るなんて俺は許さんぞ!?』
「マスター……?」
『マスターはよせ! それよりも、もっとマシな寝間着はないのか? パジャマなりあるだろ!?』
「も、申し訳ありません……しかし、そんなに必要なのでしょうか?」
『大ありだ! お前はまだ18なんだぞ……!?』
「しかし……任務上、年齢に制限などは……」
『とにかくも、もっと違う寝間着を選べ!』
「も、もうしわけあ
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