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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第246話 ボスを倒したいV
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の様に――感じられた。
人は
大きな光
(
・・・・
)
に寄り添って生きていく。
その光は、自分達にとっては ユウキやランの事。
……そして もうここにはいない人達の事。
リュウキやアスナ、レイナは同じ様に思えた。変わらない光を、その暖かさを感じる事が出来た。
それは シウネーにとって いや ギルドの皆にとってもとても嬉しい。
だけど――それ以上に
悲しかった
(
・・・・・
)
。
巨人との戦いは終盤戦に差し掛かっていた。
「恐らくは、これ以上攻撃・防御のパターンが変化する事は無い。――これがラストラウンド、と言う訳だな」
相手を射貫く様に視るリュウキの眼。
基本的には眼は使わないリュウキだが、ユウキとラン、そして テッチ、ジュン、タルケン、ノリ、シウネー。皆の真剣でとても熱い想いを訊いているから。ギルドの妨害にあっても決して折れる事の無かった信念を感じられたから。だからこそ 負けるつもりは毛頭ないとは言え、100%と言う数字はこの世界には存在しない。万が一、という言葉もある。
だからこそ、出し惜しみをする様な事は一切せず、持てる力を全て使って巨人と対峙していたのだ。
だがそれでもやはり、新生アインクラッドのフロアボスは圧巻と言わざるを得ない。
「ぅー 凄く硬くなってるよ。それもガードしてない状態で、剣のダメージが殆ど通らないなんてずっこいっ! ハンソクだよっ!」
「全く……ね。これだけ防御力が上がったのなら攻撃力も落ちても良いって思うんだけど……そんなに甘くないって事」
ユウキが憤慨しつつ、現状を冷静に分析も出来ていてぼやいていた。
ヒドイと言えるのが その防御力の向上だ。通常の攻撃では殆どダメージを与える事が出来ない。かといってソードスキルを乱用しようものなら、発動後の
遅延
(
ディレイ
)
が致命的になりかねないのだから。
そして 基本的な性能は プレイヤーや通常のMobとは文字通り桁が違うし、パターン変化した最終局面であれば、その能力を遺憾なく発揮してくれるというサプライズだ。
この巨人の場合は多腕を存分に活かした
戦法
(
スタイル
)
に変わった。2本の腕が攻撃をそしてもう2本の腕が防御と言う攻防一体。ランの言うように確かに4本の腕の2本を防御に、残りの2本を攻撃に分担している以上、攻撃する腕の数が減っているのだから 極端に言えば半減したっておかしくない。だが……そんな気配は全く見えなかった。
先程の全ての腕を使った完全防御体勢程の固さは流石に無いが、それでも十分すぎる程硬い。元々70人と言う巨大なレイド・パーティで攻略する事を前提として設定されているから、仕方ないと
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