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ロリータ=コンプレックス
第二章

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「僕が年下の感じの人が好きだからそう言ってるだけじゃないの?」
「実際真由香ちゃん年下だろ」
「じゃあそう言われても仕方ないだろ」
「紗綾ちゃんは年上でも童顔だしな」
「それじゃあ」
「ロリって言われるだろ」
「仕方ないと思わないか?」
「全然思わないよ、というかロリっていうのは」
 それこそとだ、寛騎が言うには。
「それこそ完全な小学生の娘と付き合うとかじゃない」
「それガチで犯罪だけれどな」
「小学生と付き合うとかな」
「まあないよな」
「幼女だと尚更な」
「僕そういう娘達には興味ないから」
 小学生や幼女にはというのだ。
「というか子供と付き合って面白いの?」
「世の中そういうのもいるらしいけれどな」
「そうしたエロ漫画もあるしな」
「ネットの裏じゃそんな動画や画像も出回ってるらしいな」
「噂だとな」
 彼等はそうした動画はどうして手に入れるのかまだ知らない、もっと知っていればそれは犯罪につながるがだ。
「小学生とか幼女とかのな」
「そんなの本当にあるのかね」
「けれどんな話聞いてもな」
「俺達も別にな」
「僕もだよ」
 寛騎自身もというのだ。
「あくまで今の真由香ちゃんであってね、興味があるのは」
「小学生も幼女もか」
「実際は興味ないか」
「純粋なロリじゃないんだな」
「そうした趣味はないか」
「ないよ」
 一言でだ、寛騎は言い切った。
「というか小さな娘の何処がいいのかわからないよ」
「正直交際とかの意味もわかってないだろうしな」
「子供だからな」
「そんな娘と付き合っても」
「それこそ」
「胸だって大きくないしお尻だって」
 寛騎は思春期の少年達が興味を持つ対象についても言及した。
「脚だって」
「小さいとまだ丸太だからな」
「そこから形が出来るからな」
「完全なつるぺただと」
「何処もそうだと」
「何がいいのかわからないよ」
 ロリータに対する寛騎の率直な意見である。
「僕的にはね」
「だから御前はロリコンじゃないっていうんだな」
「自分自身を」
「そうなんだな」
「そうだよ」
 まさにという返事だった。
「はっきり言うよ」
「まあ子供と付き合うとかな」
「本当に何がいいんだろうな」
「小学生とか幼女とか」
「全然わからないな」
 他の面々も言う。
「付き合うならせめて中学生か」
「後輩とかな」
「オーソドックスは同級生で」
 高校生なら、だ。
「先輩は、ちょっとないな」
「女子大生とかOLさんとか」
「人妻もないか」
「そこまでいくと漫画か」
「そうした漫画だな」
「熟女趣味もないけれど」 
 寛騎はまた言った。
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