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ルーブルの聖女
第六章
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からこそ」
「忘れたらまた思い出してもらう」
 青年は微笑んでこうも述べた。
「そなた達ミューズにも手伝ってもらってな」
「そうしてですね」
「芸術を守ってもらう」
 彼等自身でというのだ、こう話してだった。 
 青年は女を連れてその場を後にした、そのうえで彼等はバスチーユ歌劇場に赴いた。そこで歌劇という芸術を楽しむ為に。


ルーブルの聖女   完


                        2017・1・17
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