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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
41魔王と対面
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。これが人類が初めて魔王に向けた剣になった。
「でも知らない人でしょ? 見ず知らずのおじさんに暴力なんて、オヤジ狩り?」
「何を寝ぼけたことを言ってるんです、それは魔王なんですよ、復活しないうちに早くっ」
 めぐみんからも正しい意見が出たが、カズマが守っている間に魔王が復活し、一応ボスキャラ的な大きさに変化した。
『カズマとやら、褒めて遣わす、私が復活する隙を与え、ぐああああっ!』
 天使から「目の前でエクスプロージョンしても防御スクリーンを張ってやる」と言われていためぐみんは、室内でも構わず爆裂魔法をぶっ放した。
「エクスプロ−ジョン!」
「凍結」
「圧縮」
「固定」
「死」
 天使達も得意な呪文?を唱えると、魔王は絶対零度に冷やされ、テニスボールぐらいまでギチギチに圧縮され、空間座標に固定されたので時速数百万キロのスピードで太陽系から放逐されて死んだ。
「な、何が、これ?」
 セラフ1の、どこでもドア方式の転送で数百万キロの彼方から引き戻され、元の体は「げんしはかいじゅう」でコナゴナ、「アソパソマソ新しい顔よ〜」と言われて、新しい顔をプリントアウトされ、首から下が無いのに、何故か生かされている魔王は、何が起こったのか分からず怯えた。
「さ、カズマ様、コレを処分してカズマ様は英雄、勇者カズマとなるのです」
 いつも通りの黒い笑顔で魔王の首を差し出すセラフ1。これを破壊すると、アクアは天に帰る。
 もしかしたら手渡された単分子カッターなら天使を切って葬れたかもしれないが、本体を壊す方法は存在しなかったので、新しい天使がプリントアウトされるだけだと思って実行できなかった。
「い、痛い、苦しい、殺してくれっ、早く私を殺して〜〜っ!」
 魔王は、無くなったはずの体が猛烈に痛むようで、治療魔法だとか回復能力も効かず、もだえ苦しんでカズマに死を願った。
「は、はい、ごめんなさい、ごめんなさい」
 言葉を喋って知能もある相手を殺すのは初めてだったので、謝りながらとどめを刺そうとしたカズマ。
「待って下さいっ!」
 ピーちゃんに乗ったドラゴン少女も駆けつけ、魔王の処刑を止めた。

 その後、いつも通りカズマが土下座して「生きている人は殺せませんっ、苦しまないようにしてやって下さいっ」と世界の片隅で愛を叫ぶと、魔王は許され苦痛からも解放、天使達にも感激された。
「ああ、貴方こそやはり我々が求めていた人、悪の大魔王にすら見せたアガペー、その言葉や心があれば、きっと今後の人類は戦争など起こさないでしょう」
「感服いたしました、その愛、憐みの心。あと一歩で人類の勝利となったのに、その栄誉も捨ててまで、このような化け物にまで与えて下さる無限の愛、私にもその愛を下さいっ」
「ああ、やはりカズマ様こそ「本当の人間」争いの心を持たず、
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