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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
41魔王と対面
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「不安でしたらカズマ様のコピーを向かわせて、魔王の首を持ち帰りますが? それでも宜しければ」
「イエ、イキマス」
 歴史の転回点なので、自分の目に収めて、できれば向きを変えようと思うカズマ。一回寝ると並列化され、魔王を倒した記憶も追加されるが、その瞬間には同行したいと思わされた。

 魔王城
 めぐみん、ダクネス、アクアを連れて、魔王城まで超音速ですっ飛んできたカズマ一行。屠龍君は人間を乗せる容器として参加、中身もいつも通り。
 魔王は閣議中だったが、天使達は構わず乱入した。
 議題はもちろん人類側守備隊壊滅、大天使の出現、魔族軍が天使を回避して侵攻している状況で、魔王直々に指揮を執るか、このまま天使を恐れながら自由に侵攻させるかであった。
「ああ、そのままそのまま、私たちはお前らの造物主である天使だ。今まで魔族全体の統治、ご苦労だったな。まず本当の人間であるカズマ様より、お褒めの言葉が下達される、心して聞け」
 魔王以下幹部や重臣は固められ、身動きできない状態にされた。魔法の寝言どころか指一本動かせず、呼吸まで止められた。
「うっ、ぐあっ」
「え〜と、ヒョウショウジョウ、アナタハ〜」
 どっかの国の大使館の大使みたいに、相撲の表彰式に表れてカタコトの日本語で表彰するオッサンみたいに話すカズマ。
 今の世界では、カズマと天使の言葉が標準語だったが、魔族にはカタコトにしか聞こえていない。
 呼吸停止から一分以上、心臓の悪い重臣は倒れ、魔王も酸素がないと生きては行けない。女神や天使のような酸素も必要ない完全人工物ではなく、寿命もある生命体である。
「おや、呼吸をさせるのを忘れていたな、呼吸や心拍を許す」
 わざと停止させていた呼吸を再開させ、止まりかけていた心臓の鼓動も許可する天使。この中のメンバーを何人か残して生かすような構想はなかった。
「魔王よ、このままカズマ様や我らに忠誠を誓い、家臣として仕えるなら生かしてやろう。拒否すれば死あるのみだ」
 絶対の自信があるのか、同行した天使は数人。セラフ1だけでも余裕の茶飯事で、ワンパンで魔術的な防御を剥がして丸裸にして、ただのオッサンに変えられる。
「こ、この私が天使や人間ごときに屈すると思うか?」
「あっそ〜、じゃあシね」
 orzの体制だった魔王を蹴り上げ、魔装や呪術的防御、魔法防御、何もかも剥がして普通のオッサンにして、ヒットポイント0になった処から命を繋ぎ、瀕死でザオリクか何かで復活した勇者みたいにしてやる。
「やめてよう、やめたげてよう」
 パーティーの中で、何故かカズマだけが見知らぬオッサンを庇い、天使の暴虐から守った。
「カズマ、何をしているのだ? そいつは魔王、人類の敵なのだぞ、アガペーもいい加減にしろっ」
 使えない剣を抜いて魔王に向けたダクネス
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