番外編
《Q、狩りごっこだね?A、いいえ、ガチです。》前半
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ドじゃ現状対応しきれる最大限級だとよ。」
長老も俺たち三人も先ほどまでのふざけた雰囲気ではいれなくなっていた。それだけ事態の深刻さは物語れている。
「長老、そのモンスターの名前はわかってんのか?」
長老は一呼吸溜めてその名をくちに出した。
「“幻獣”キリンだ。」
「....まさか古竜が出てくるとはな。なるほど。そりゃきついわ。」
壬風が腕を組み思案顔になる。
「ここからなら、雪山あたりか?」
「その通りだ。討伐隊は雪に足を取られてロクについていけなかったらしい。それでやいのやいのの内に全滅だよ。アイツはキリンにふっ飛ばされたら丁度トンネルに落ちてトロロの腹に収まったってわけだな。」
「長老、多分間違えてるそれ。」
場に沈黙が流れる....口を開いたのはディオだった。
「で、長老。.....俺たちを呼んだ要件を聞かせてくれ。」
俺たち三人は長老をみつめる。長老はまた頷きそしていった。
「ぶっちゃけこのままキリンが下のギルドを襲撃しようがこのままどっかに行こうと俺たちのしったこっちゃないが、まぁ縁で恩を売っといてもイイだろ。よっててめえらにキリンの討伐を命じる。」
「おぉ〜!」
長老の言葉にメーが、目を輝かせる。が、決め顔の長老を差し置いて俺たちはというと.......
「いやぁ....どうだろ?」
「八人が返り討ちだぜ..?」
「無理だろ?」
完全にやる気0である。俺たちが真面目に聞いてたのはそこら辺をしっかり見極めるためである。そりゃ俺たちもやれることならいつもの如くいやいやとやったかもしれないが、今回は相手が悪い。古竜なんて絶対無理。
その場に何とも言えない微妙な空気が流れる。するとおもむろに長老が満面な笑みを見せた。それに一瞬キョトンとした俺たちもそれに微笑み返す......
バァァァン!
「かぁ〜、最近の若いもんはやる前から無理だなんだのって!!!てめぇらも男ならどんと一発やって来いよ!!!」
「で〜た〜よじじぃの精神論!!!現代社会のこと語ってたのどこの長老様であらせられましたかね!!??今時そんな精神論でどうにかなるような甘い世の中じゃねぇのはじじぃのじじぃが起き上がらなくなるいままで生きたじじぃが一番分かってんじゃねえのかよ!!!」
「んだとガキゴルァァアア!!!気持ちを失ったらそこで人はしめーだよ!!だから気持ちを忘れないうちにいったれや!!!」
「今回の場合気持ち諸共葬られるレベルなんだよ!!!」
「つーか恩を売るっつーんだったらじじぃ自ら赴けや!!」
「てめぇただでさえ老い先短いか弱いじじぃの寿命を早めろってか!?俺の命はてめぇらと違
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