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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
40カズマまた増やされる
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間領、魔族領、最前線。
「本日の作業ですが、魔族と人間が対峙しています。カズマ様は戦争がお嫌いのようですから、すぐに止めさせましょう(ニヤリ)」
「え? うん…… 殺さないでね」
 天使の停戦方法が「お前ら全員塩の柱だ」「すぐ石鹸に加工してやる」の二者択一なのを理解したカズマは恐怖した。
 魔族と人類が対峙している前線に移動した天使像と女神像。川を挟んで両岸に魔族と人類側の本陣があり、渡河できた湿地や三角州で小競り合いをしている最前線。
 すでにゴブリン、オーク、ホビットなどの歩兵は、天使像が近付くと故郷と同じく特権命令で塩の柱にさせられたり、装備だけ残して砂に帰ったので、両陣営でも動きがあった。
「味方の歩兵が消えていますっ、オーク、ゴブリン兵は全滅、亜人部隊は天使像に塩の柱にされています」
「なんだと? 天使が出たのか?」
「まだ姿は見えませんが、恐らくは何らかの理由があって神罰が執行されています」
 中央を支える歩兵、重装歩兵が居なくなると前線が維持できない。もし突破されたり包囲されると、戦線が崩壊して飛行可能な種族以外手が出せなくなる。 

「魔族側に動きあり! 歩兵が相当数消えています、今が好機です!」
「そうか、ついにこの時が来た」
 人間側でも、使えば下級天使がやって来て破壊されるような古代兵器を隠し持ち、最後の決戦に使うつもりでいたが、先にモノホンの上級天使が到着してしまった。
「緊急! 天使ですっ、巨大な天使が現れましたっ! 下級天使ではありませんっ!」
 また巨大な天使像のようなセラフ1から12までが集結し、両陣営に放送が行われた。
 ビルが存在しない中世の世界で、突然鉄塔のような女神像が並び、犯罪者は白目剥いて失明して自分の罪の数を数えてから苦しんで、痛みから逃げるように自決した。
『我らは神であり、お前たちの造物主である。直ちに抵抗を止めて解散せよ、さもなくば全員塩の柱に変えてやる。オークやゴブリンどものようにな。次は人類か? 魔族か?』
 魔族側も人間側も、多分この「造物主」を名乗る連中の怒りにふれ、何種類かの種族が丸ごと消されたのだと理解させられた。
 反射的に巨大天使に歯向かって魔法攻撃をした者は、石化されたり塩の柱にされたのを見せられたので、下級天使のように魔法が通じてしまう相手ではないのも無理矢理脳に刻まれた。

「遺跡兵器発射可能、目標は?」
「上級天使を撃て」
 指揮官から最悪の判断が下され、巨大な天使像に向かって、サッキュバスの巣にあったような攻撃兵器が作動した。
 中央付近に着地したセラフ6の本体に大穴が開き、大爆発が起こって周辺が見えなくなって、魔族からも人間側からも歓声が起こった。
「おお、やったぞ、天使を落とした」
 そんな爆炎も吸い込まれて消え、平然とセラフ
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