第12話
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…!クッ……まずは迎撃態勢を……いや、乗組員達の中にメンフィル兵がいる以上、メンフィル軍に兵達の配置が筒抜けだ……!―――やむを得ん。裏の協力者達に時間を稼いでもらい、殿下と少数の部下達と共に艦から脱出するしかないな……裏の協力者達――――”劫炎のマクバーン”を始めとした結社の使い手達ならば、メンフィル兵が相手でも時間を稼ぎ、自力で脱出する事も可能だろう。」
通信機から聞こえてきた異常事態を耳にしてすぐに状況を悟ったルーファスは焦りの表情で考え込み、やがて答えが出るとある人物達に連絡する為に再び通信機を取り、通信相手を変えようとしたその時
「―――リウイ陛下!ブリッジの制圧は完了しました!」
通信機からルーファス達貴族連合軍にとって更なる凶報となる声が聞こえてきた。
〜メンフィル帝国軍旗艦・”始まりの方舟”モルテニア・ブリッジ〜
一方その頃メンフィル帝国軍の旗艦のブリッジに仲間達と共に待機していたリウイはパンダグリュエルの潜入していた兵士からの連絡を受け取り、指示を出していた。
「よし―――誇り高きメンフィルの戦士達よ!雌伏の時は終わりだ!これより”パンダグリュエル制圧作戦”を開始する!今こそ武器を取り、メンフィルの”怒り”、エレボニア帝国に思い知らせろっ!」
「御意ッ!!」
「オォォォォオ―――――ッ!!」
「ペテレーネ、エヴリーヌ!」
メンフィル兵達への指示を終えたリウイは自分達と共にいるペテレーネとエヴリーヌに視線を向け
「はいっ!」
「は〜い♪」
「御武運を!」
視線を向けられた二人はそれぞれ返事をして、ブリッジにいるメンフィル兵達に見守られながら転移魔術を発動してリウイ達と共にその場から消えた。
〜パンダグリュエル・パーティーホール〜
「バカな……”英雄王”までもが直々に出陣しているだと……!?クッ……一刻も早く殿下をお連れして、パンダグリュエルから脱出をしなければ……!私はこんな所で終わる訳にはいかない……!」
通信機から聞こえてきたメンフィル兵のリウイへの報告を聞いていたルーファスは信じられない表情をした後血相を変えて部屋から飛び出した!
〜パンダグリュエル・甲板〜
「メンフィル帝国軍……!と言う事はまさか、本当にユミルの件を盾にメンフィル帝国はエレボニア帝国に戦争を仕掛けたのか……!」
「クスクス、大正解♪大正解したご褒美に良い事を教えてあげる。今回の作戦―――”パンダグリュエル制圧作戦”にはパンダグリュエルで待機している貴方達結社を含めた”裏の協力者達”の殲滅も目的の一つなのよ♪」
メンフィル軍の登場の理由を悟ったブルブランにレンは残虐な笑みを浮かべてブルブラン達にと
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