第五章
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できないな」
「後にしよう」
「後って何時だよ」
「また二人になった時にね」
その時にだというのだ。
「しよう。そうしよう」
「そうするか。肩肘張らずにな」
「うん、そういうことでね」
二人で話して電車の席に隣同士で座っていた。そうしてだった。
二人は特に意識せずに普通に付き合っていた。そのうえで穏やかでいた。二人の仲はそうしたものだった。肩肘張らずそれでいて親しいものだった。
もう友達じゃない 完
2012・5・28
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