第十二話:斯くして雨は止み
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ラシャはラウラを蹴飛ばした。吐瀉物とともに鮮血が飛び散る。
「だ、黙れ!教官はそのようなお人では……」
「そういう奴なんだよ、あいつは……他人に頼る方法が解かんない奴で、背伸びだけは一丁前で、だらしなくてズボラなただの女の子だったんだよ」
「違う!あのお方は……あのお方は……っ」
「もう良い、しゃべるな。ガキとはいえそこまで他人を曲解する様は不快極まる」
ラシャはラウラに馬乗りになると、防火斧を振り上げた。
「じゃあな、次はまともに生まれて来いよ」
ラシャはそう呟くと、斧を振り下ろした。
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