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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十九話 模擬戦 スターズ
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トに放つ。

いつも通りの動きだ。

「そうだ、それでいい」

二人の動きを見ていたアスカが、ホッとしたように呟く。

「まだ始まったばかりだろ」

ヴィータが呆れるように言うが、アスカにそれを返すような余裕はない。

(下手な事するんじゃねぇぞ。今までの教導の成果を見せればいいだけなんだからさ)

不安を抱えながら、アスカは模擬戦を見守る。





ウイングロードを駆け上がったスバルが、フェイトとの間合いを測りながら接近する。

「まだ遠いね……来た!」

フェイトはティアナに目を向ける。

いくつもの魔力団を発生させたティアナが、フェイトに狙いをつける。

「クロスファイヤァァァァシュウゥゥゥゥト!!」

一斉に魔力弾がフェイトに撃ち出される。

それを見たヴィータが首を傾げた。

「なんか、キレが無いな?」

魔力弾の動きが、ティアナにしては若干遅く感じられた。

「コントロールはいいみたいだけど……」

なのはも違和感を感じたのか、心配そうな目でティアナを見つめる。

「……」

険しい表情になるアスカ。

(疲れか、仕掛けか。どっちだ?)

胸騒ぎがする。

アスカは何とも言い難い、気分の悪さを覚えていた。





フェイトは絡みつくように迫る魔力弾を引き離すように速度を上げた。

そのフェイトの前に、青色の魔力道が現れる。

その先から、スバルがリボルバーナックルを構えて突進してきた。

(味方を巻き込まない為に、スバルは幻影……?いや、実体!)

「うおりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

高速回転したリボルバーナックルがフェイトを襲う!

「危ない!」

フェイトは咄嗟にバリアを張ってスバルの攻撃を防ぐ。同時に振り返って魔力弾をバルディッシュで叩き落とした。

スバルが一旦離れる。

スバルが無事だったのでフェイトは安堵の表情を浮かべた。が、すぐに引き締まった顔になる。

「スバル、今のは危険だよ!味方の攻撃に巻き込まれるよ!」

「すみません!でも、ちゃんと防ぎますから!」

スバルが謝りながら離れて行く。





「まったく、危ねぇな!」

スバルの危険な行動に、ヴィータが声を荒げる。

「本当だね。今のはちょっと減点かな」

なのはも、残念そうに呟く。

なのははまだ気づいてない。スバルとティアナが、この先さらに危険な事をしようとしている事に。

「スバルさんは何であんな軌道をとったんでしょうか?アスカさん……アスカさん?」

返事がないので、エリオが隣のアスカを見る。

が、そこには誰もいなかった。

「あれ?キャロ、アスカさんがどこ行
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