第三章:月光校庭のエクスカリバー/雷洸射の火神鳴
interlude2:託される手〜A way to go〜
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ね』
「そうなのかなら早速試してみよう」
こうして複数のメモリーカードをセンターCPに読み取らせた。
すると――――。
《データインストール完了。これより神無月進のアップグレードに入ります。神無月進、手前のパネルに両手をつけてください》
「これ大丈夫か?」
『大丈夫だと思うよ。このシステムはご主人専用に作られているから』
「主任がそういうならいいが…」
そして俺が両手を先ほど出てきたパネルに添えると突然手から肘まで機械に覆われそこで俺に何かが流れ込んでいった。
―○●●●●○―
「これだよ!!私がほしかったこの腕!!」
朝、早速できた義手をつけて喜んでいるテュール。つけたときから好調でどうやら微調整の必要はないようだ。
「しかもこれちゃんと私の皮膚まで再現されているしちゃんと感覚まであるよ〜!!本当にありがとう!!マスター」
「気に入ってくれて何よりだ。それとその腕にもうひとつギミックがあるんだ」
「え?まだ何かあるの?」
「ああ、テュール。お前がいつもつけているあの大きな義手をイメージしてみろ」
「わかったやってみるよ」
テュールがイメージした途端、右手が変形し何時もの戦闘用に義手になった。
「こ、これって…」
「実はな。俺の変形機構をベースに作った変形機構だ。いちいち付け替えるのも不便なのといつ戦闘になっても対応できるようにした。それと耐久度および攻撃力の向上にも成功している。以前よりも使いやすくなっている」
「本当にありがとう…っ!!マスター!!」
するとテュールが俺に飛びつきそのまま抱きついてきた。
まあ、それほどうれしかったのだろう。
「それで、もうひとつは何だ?」
「今はいいかな。これだけでうれしいよ!!」
「ならいいが、まあ何時でも言ってくれ」
「うん!!本当にありがとうマスター」
こうしてテュールは新しい手を手に入れより日常を楽しく過ごせるようになった。
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