いきなりのY/少年グレン
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本当に講師なのだろうか?
「とにかく!勢いで学院に侵入はしたが白猫達に見つかると色々ヤバイかもしれん!見つからないようこっそり脱走を… 」
とグレンが脱走しようとしたその時
「まったくもう!先生ったらいつまで遅刻してるのよ! 」
システィーナの怒声が聞こえ、ルミアとリィエルを連れて現れた。
(あ…あれは白猫達、何故ここに!?)
「でもシスティ、何故ここにやって来るの? 」
「ここに先生が抜け道作ってたのを思い出したのよ。あいつのことだからここから入るに違いないわ 」
(ば…バレてる!?)
自分では完璧に行ったと思っていたが、どうやらシスティーナにはバレていたらしい
「だからここで見張れば必ず先生は現れるわ!そしたら説教してやるんだから! 」
(や…やっべーっ!?)
この場で見つかるのはヤバイと考え、グレンは逃走するのだが
「ん… 」
グレンが隠れている場所をリィエルがじっと見ていた。
「どうしたのリィエル? 」
「そこに誰か隠れてる 」
「さては先生ね!! 」
(やっべーっ!?とにかくすぐに俺だとバレないように!?)
焦ったグレンはダブルドライバーを隠すのだが
(み…見つかってしまった!?)
ちょうど隠し終えたところをシスティーナに見つかってしまった。
(もうダメだ!?子供の姿のまま白猫に説教食らわされてしまう!?)
グレンが覚悟を決めたその時
「ちょっと!何でこんなところに子供がいるの? 」
それがシスティーナが発した第一声であった。
(へっ?もしかしてバレてないの?)
どうやらそうらしい
「どうしたのシスティ? 」
「その子、誰? 」
「そういえば、あなたは誰なの?お姉ちゃん達に話してごらん 」
(白猫め、誰がお姉ちゃんだよ)
だがバレていないのも都合がいいため
「えぇと、ボクはグレー=レンダス。グレンお兄さんの親戚です 」
適当に思い付いた偽名を使い、誤魔化すことにした。
「へぇ、まさか先生にこんな子供の親戚がいるなんてね 」
(いるわけねぇだろ)
「そういえばこんな子供を一人残して先生は何処へ行ったのかしら、見つけ次第説教を… 」
(やべぇ!?こうなったら)
「えっ? 」
グレンはルミアの後ろに隠れると
「し…白猫のお姉ちゃん、怖いです 」
わざとらしく泣き真似をしてみせた。
「ダメだよシスティ、こんな子供の前で怖い顔しちゃ 」
ルミアにまで怒られてしまうシスティーナ
「ご…ごめんねボク、あなたに言ったんじゃないからね 」
(まだまだ甘いな白猫)
心の中でシスティーナを馬鹿
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