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NARUTO日向ネジ短篇
【共にある幸せを願って】
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くれる事を誇りに思うよ。鈍感なお前がようやくヒナタの気持ちに気づいて……ヒナタを幸せにしてくれて、本当にありがとう。

俺は…、ナルトとヒナタの“兄”として、これからも二人を見守ってゆくから』


「──・・・と、長くなってしまったな。こんな感じでいいんだろうか??」

「お、オッケーだぞコレ! 他のみんなの分もあるから、ちょいちょいカットしちまうかもだけど、ちゃんと編集しとくぞコレー!」

 木ノ葉丸は若干どぎまぎした様子で、兄様と私の前から去って行った。


「やれば出来るじゃない、ネジ兄様っ」

「ん、まぁ二人の幸せを想えば……それだけで俺も幸せだと気づいたからな」

 ビデオレターの撮り直しを見守っていた私に、微笑みを向けてくるネジ兄様。

何よもう……、自分の幸せを二人に見いだしちゃって。

何なら兄様も姉様と一緒になって、ナルトの嫁になっちゃえばっ?

ネジ兄様にも似合いそうよ、白無垢姿。

って……、何考えてんのかしら私。


「私達日向一族が加わる事で、ナルトに一気に家族が増えるのねぇ。私にももう一人“兄”が出来るわけで……ナルトからしたら私、義妹なのよね! ヒナタ姉様とナルト義兄さんに子供生まれたら……私おばさんになっちゃうのよ?! う、嬉しい事だけど、ちょっと複雑だわ……。“お姉さん”って、呼ばせてあげなきゃねっ」

「ハナビおばさん、か……フフッ」

「な、何笑ってるのよっ、“ハナビお姉さん”とお呼び! ネジ兄様だって“おじさん”になるんだからね! ──そういえばヒナタ姉様とナルトへの贈り物、兄様と私と父上の合作で【日向は木ノ葉にて最強】掛け軸にしたのよね」

「そうだな……【日向は】の出だしはヒアシ伯父上で、【木ノ葉にて】はハナビ、【最強】と書いたのは俺だからな」

「自分達で言うのも何だけど、父上は元より達筆だよねぇ私達! 特にネジ兄様の【最強】文字がサイキョーだわねっ」

 ……語彙力ない事言ってどうするのよ、私。


「何というか…、うずまき家にそれを飾らせるのもどうかと思うが、ナルトは俺達日向と家族になるわけだから、その証という事で問題ないだろう」

「そうね、今までも……そしてこれからも、【日向は木ノ葉にて最強】だものね!! ──って、ほんとはこれ父上が言い出した事だし、私としてはちょっと恥ずかしいんだけど……。次元の違う強さで言ったらもう、ナルトとサスケだわよね」

「何を恥じる必要があるんだハナビ、誇りを持て。ナルトが家族として加わる事で、真に【日向は木ノ葉にて最強】になるのだと……!」

「えっ? えぇ……そうよね、兄様。【日向は木ノ葉にて最強】伝説は、寧ろこれからよねっ!?」

「あぁ、もちろんだとも」

 兄様はした
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