暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic26-C聖王のゆりかご攻略戦〜Mothers And Daughter〜
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、フェイトちゃんを完全包囲・・・するより早く、フェイトちゃんはその効果範囲から離脱した。そうだよね、今のフェイトちゃんを止められるのは空間攻撃だけ。それからフェイトちゃんとヴィヴィオは衝突を繰り返した。私の集束を止めようとヴィヴィオが向かおうとするけど、フェイトちゃんがその機動力を以ってヴィヴィオを食い止めてくれる。
「フェイトちゃん! スタンバイ完了!」
だから私は無事に集束を終えることが出来た。フェイトちゃんは防護服をインパルスフォームへ換装して、機動力に回してた魔力を防御にも回した。“バルディッシュ”もライオットザンバーからザンバーフォームになって、カートリッジを全弾ロード。
「うんっ! チェーンバインド!」
そしてヴィヴィオを10本以上のバインドで拘束した後、フェイトちゃんが私の足元に避難。
「ヴィヴィオ。行くよ」
「うん・・・!」
フェイトちゃんのバインドが次々と千切れ出す。ヴィヴィオが自由を取り戻すその前に・・・
「スターライトぉぉ・・・ブレイカァァァァーーーーーーッッ!!」
――スターライトブレイカーEX-Fourth Burst――
“レイジングハート”からのスターライトブレイカーEXが1発、ビット4基からのフォースバースト4発、計5発による多方向多弾集束砲撃がヴィヴィオに直撃した。激しい魔力爆発の中、ヴィヴィオの胸から“レリック”が浮かび上がって来たのが見えた。そして私の一撃に耐えきれなかったのが砕け散って、消滅した。一際強い魔力爆発が起きてヴィヴィオの姿を見失うけど、その光が治まると「ヴィヴィオ!」の姿をちゃんと確認。床に出来たクレーターの底、そこで元の小さな体に戻ったヴィヴィオが倒れていた。
「・・・ダメ・・・来ないで・・・!」
フェイトちゃんと一緒に駆け寄ろうとした時、ヴィヴィオからそんなことを言われたからハタと足を止める。
「ヴィヴィオ・・・」
「どうして・・・?」
「・・・約束・・・したから・・・。今度は・・・自分の力で、立つって・・・」
「「っ!」」
それはある訓練の終了後、ヴィヴィオが私たちの元に走って来ていたところで転んだ。その時に約束したんだ、今度は1人の力で立ってみようね・・・って。ヴィヴィオが今、その約束の通り自力で立とうとしてる。あの時のフェイトちゃんは、半泣きになってたヴィヴィオに我慢できずに手助けしたけど、今のフェイトちゃんはギュッと唇を噛んで、手助けしないように必死に耐えてる。
「「ヴィヴィオ・・・!」」
フラフラながらもヴィヴィオは自力でしっかりと立ち上って見せた。その瞬間、私たちは駆け出して「ヴィヴィオ!」を力いっぱい抱きしめた。
「ただいま・・・なのはママ、フェイトママ」
「「おか
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