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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic26-C聖王のゆりかご攻略戦〜Mothers And Daughter〜
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「うんっ! なのはママとフェイトママがちゃんと、ヴィヴィオを助けるから!」
「待っててね、ヴィヴィオ!」
そう声を掛けるとヴィヴィオは「もう・・・いいの・・・」暗い表情をして、沈んだ声色でそう漏らした。まさかそんな返しが来るなんて思わなかったから、「え・・・?」私たちは訊き返した。
「夢・・・、夢を見たの・・・。それで思い出したの・・・。わたし、わたしは普通の子じゃないって・・・。ずっと大昔の人のクローンなんだって」
「「っ!」」
ヴィヴィオやフォルセティには絶対に漏れないようにしていた、過去の人物のクローンという話。でも私たちがいくらタブーとしていても、遺伝子に組み込まれた記憶を見せないようにすることだけは不可能だ・・・。
「しかもわたしが生み出された理由は、この艦を動かして、みんなの居る世界を破壊して、玉座に侵入してきた人たちを倒すだけの、生きてる兵器として在ること・・・」
ヴィヴィオの瞳から大粒の涙が溢れ出て来て、頬を次々と伝ってく。私とフェイトちゃんで、そのくだらない役割からヴィヴィオを助けてあげたい。だから「違う、そうじゃない」って、ヴィヴィオの言葉を否定する。
「うん。ヴィヴィオは兵器なんかじゃない」
「違わない・・・! 違わないよ! わたしが兵器だからこの艦は今動いていて、多くの人に迷惑を掛けてる! さっきだって、ぼんやりだけど・・・なのはママとフェイトママを傷つけてた! あんなに酷い事・・・いっぱいしたんだよ! 操られてたなんて・・・そんなの言い訳に・・・ならない・・・!」
そう言ってヴィヴィオは自分の両手を見た。洗脳されてた間の記憶は薄ら残っていたようで、私たちに攻撃を加えたことを悔やんでる。けどそれはやっぱりヴィヴィの所為なんかじゃない。
「ママ達だって本当は、わたしの本当のママじゃない・・・! パパもママもいない、機械の中で生まれたの・・・! こんなの人じゃない・・・! 本当はこんな悲しいとか、苦しいとか、全部が作り物で、偽者で、やっぱり兵器なんだよ!」
ヴィヴィオのその言葉にフェイトちゃんが1歩と足を踏み出して、「そんなことない」そうキッパリと告げた。フェイトちゃんの前進にヴィヴィオが身構える。きっとあれも意思とは別に、勝手に構えを取っちゃうんだ。私も1歩と足を踏み出してフェイトちゃんの隣に並ぶ。
「私もね。ヴィヴィオと同じ、機械の中で生まれたんだよ」
「え・・・っ!?」
「私もクローンなんだよ、ヴィヴィオ。アリシア・・・お姉ちゃんの遺伝子を使って、リンディ母さんじゃない、私の本当の母さんの手によって生み出されたの。ねえ、ヴィヴィオ。私、人じゃないかな・・・?」
「あぅ・・・」
ヴィヴィオが返答に困る。フェイトちゃんと過ごした時間を
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