暁 〜小説投稿サイト〜
小学生達のリアルな遊び
リアル鬼ごっこ
〜動物園の鬼ごっこ〜中編1

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「どういう事だよ…」

大地は言った。

「何かのイベントかな?」

のんきに燐也が言う。

「そんなわけないでしょ」

と彩夏はきっぱり言う。

「じゃあ…なんだと言うんだよ、彩夏」

燐也は聞いた。

しかし、彩夏は

「分かるわけないでしょ…」

と、らしくない声で言った。









「なぁ!どういうことだよ!」

拓海は叫ぶ。

「知らないよ…」

桜羅は泣きそうな声で言う。

「………なぁ」

迅は冷静に言う。

「なんだよ!」

拓海は動揺を隠し切れないように言う。

「周りを見てみろ」
「あ、そっか!周りの人になにか聞けば…」
「違う…」

迅は目を閉じて言った。

「さっきから、周りが妙に静かだと思わなかったのか?」






「なんで…?」

彩夏達は周りの異変に気づいた。

「なんで…」

大地は続けて言った。

「なんで俺らの他に誰もいないんだよ…!」
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