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世界をめぐる、銀白の翼
第二章 Lost Heros
その時世界で起こっていたこと
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なければならない。



その経過が、一斉にのしかかるのだ。






「経過が・・・のしかかる?」

「この世界は確か28の世界が融合したもの・・・一体それの何がのしかかるのかは・・・わかりませんがねぇ・・・・・」




何が来るのかはわからない。
しかし、それが世界の何かならば「28」という数字は脅威だ。




「一体・・・何がですか?」

「わかりません・・・わかりませんが・・・・・あ」



と、そこでチャーハンに刺さっていた旗が倒れ、頬に手の甲を当てておどけた後、ステッキを持ってオーナーが立ち上がった。




「わかるであろう人物は・・・管理者のアリスさんだけでしょうねぇ・・・・わっかるっかなぁ〜・・・・」



と、最後に少しだけスキップしながら、食堂車から出ていくオーナー。


その話を聞いて、良太郎は頭を振った。





わからない・・・・

自分たちは・・・守られたとでも言うのか?







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オーナーの話は、ほかのメンバーも聞いていた。

そうして、本部にいた一刀は再会を喜ぶ桃香や愛紗たちを振りきって、ある一室に足を運びいれた。



「アリスさん・・・・」

「・・・・戻り・・・ましたか」

「あなたは・・・全てを知っていたんですか?」

「・・・・・・・」



椅子に座り、奥の壁の全面がカラスになってる部屋で、アリスが椅子に座って外を見ながら、振り返らずに聞き、そして黙った。



「教えてください・・・一体何があったんですか!?」

「一刀、舜の部屋には誰も・・・・あ・・・・」



と、そこに理樹も入ってくる。


部屋の中には三人のみだ。ほかのメンバーは部屋の外で話を聞いている。



「・・・・・・・」

「黙ってないでください・・・教えてください」

「・・・・・・・・あなた達がいると言う事は・・・・舜はやり遂げたようですね・・・・・」

「そのまま・・・なにも言わない気なの?そんな事で舜が・・・・・」



「話せるのならば話します。しかし、彼はすべてを背負うと言った。私は管理者ですが、もはやこの世界の一員なんです。彼の意志を・・・」



「だったら!!舜の意志をしっかりを僕らに伝えるべきだ!!」

「そうだな・・・・もしそれであいつがあなたに突っかかるなら、オレらがかばってやる。だから・・・」



「しかし・・・・」








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