第二章 Lost Heros
銀白VS空我U
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---DE DE DE DECADE!]E DECADE!]ack Ride---DE DE DE DECADE!]
ディケイドのファイナルアタックライドが放たれる。
いくつもの音声が重複し、何が何だかわからないが、それはクウガに向かって確実に突っ込んできていた。
ドドドドドンッッッ!!!!!
二つの斬撃、二つの巨大な弾丸、一つのキックをランダムなタイミングに打ち出されてそのすべてをクウガがまともに食らった。
カードが切れ、姿を表した蒔風の口すべてがニヤリと歪む。
しかし
「ガアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
「う・・オォっ!?」
「ぬああああ!!!」
クウガはいまだ立っていた。
姿を現した蒔風たちの頭を掴み、地面に叩きつけ、握りつぶし、踏みつぶして消滅させる。
そして四体を消し、最後の一体に馬乗りになって拳を叩きつけようとしたその瞬間。
ギャリン・・・・・・
と、
背中に鋭い痛みを感じ、それが自分の前腰にまで伸びているのを感じた。
降り降ろそうとした拳をそのままに、クウガが自分の腹を見る。
そこには背中を貫き、腹から飛び出した「火」が、アークルを貫通しているという光景だった。
「う・・・ああああああああああああ!!!!!」
「分身は六体。攻撃したのは五体・・・・気付かなかったか?だから御しきれてないと言ったんだ」
斬ッ!!
そこから蒔風上に向かって刀を振りあげ、クウガを両断、カードへと変える。
「お前はあの瞬間ペガサスフォームになるべきだった。あのフォームならば攻撃を見切り、オレの居場所もわかっただろうによ・・・・・」
蒔風がクウガのカードを手に、話しかけるかのように呟いた。
そして、力なくブラブラしている左腕を見て、メモリを起動、挿入して再生しようとする。
しかし
「お・・・ぐぅゥゥウウウう!!・・・・ッッハ!!はぁ・・・はぁ・・・・無理か・・・・」
蒔風が再生しようとすると、ただただ激痛が走るのみでまったく再生しない。
身体に限界が来ているのだ。この腕を治すまでどれだけの時間が必要か。
それを考え、蒔風が例の懐中時計を見る。
時間はもうあまり残されていない。
蒔風はそこで通信を繋げた。
機械的な通信ではなく、何かというとテレパシーのようなモノを。
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