この素晴らしい錬金術で祝福を!
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た時はすぐに持ってきた方が良いが、それだけだな」
「それぐらいなら、いえ、それでも、う〜ん」
「爆裂魔法意外にも上級か中級魔法を覚えれば余裕で稼げるだろうが。あっ、ちなみに初級、中級、上級の3つを覚えると魔法マスタリーがスキルに生える。取ると魔法全般の消費魔力が減って威力が上がる」
「なんですか、それ!?」
「スキルポイントが余ってるから片っ端から覚えたら急に生えたんだよ。気になったから他のもとってみたが、どれも初級・中級・上級を取るとマスタリーが生える。効果はどれも一緒だ。影響するスキルが違うだけでな」
そんな話をする内にアクセルの街から草原にまで辿り着き、そのまま打ち捨てられた古城まで向かう。ちょうど解体の依頼があるからついでにこなしてしまおう。
「よし、到着。ターゲットはあの古城だ。先手はオレのネタ錬金術からだ」
「ネタ?」
「ネタだ。ジョークグッズに近い」
そう説明してから腰のポーチからギガフラムを取り出す。まあ、ちょっとしたネタ特性を付けてあるがな。ギガフラムを地面において、ポーチからオレの杖を取り出す。
「この距離から杖で打って城まで届かせるつもりですか!?」
「一流の錬金術師の必修科目だから、なっと!!」
ゴルフと同じ感覚でギガフラムをショットする。3km程なら誤差10cm単位での精密ショットが可能だからな。妹弟子達はもう少し誤差が出るがそこまで酷いものじゃない。
ギガフラムが空高く舞い上がり、古城に落下し、半径5kmが爆発に包まれる。まるで世界の終わりを見せつけられるかのような光景が迫って来る。
「ちょっ!?早く逃げないと」
「真の爆裂を知っているなら耐えられるって。だって、爆裂を受けてないと何が真なのか分からないからな」
逃げようとするめぐみんを捕まえて帽子が飛ばないようにしっかり持っておく。そして爆発に巻き込まれ、多少煤けただけですむ。
「えっ?」
「最初に言っただろうが、ジョークグッズに近いって」
特性:見掛け倒し(効果99%ダウン)と効果範囲・絶大を付けたネタのギガフラムだ。爆発の熱も風呂に入ったぐらいで、爆風も扇風機の強程度だ。
「今のが余計な特性を付けて威力をほぼ無害にまで落とした物だ。見た目も範囲も同じで威力だけ100倍以上に出来るが、どうする?」
「ぐ、ぐぬぬぬ、いいでしょう!!受けて立ちます!!」
「その意気や良し!!見晒せ、我が最高傑作品!!」
ギガフラムでありながら特性:融け出す魔力などのあり得ない特性をふんだんに付けまくった一品。王都に撃ち込めば誰一人生き延びることは、いや、師匠なら平気な顔して耐えそうだな。義母はちゃんと装備して防御すれば、ということはステルクの野郎もか。弟子’sも
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