この素晴らしい錬金術で祝福を!
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た錬金素材とレシピだけだぜ。最低限の物以外は自分で調達が基本だから」
「私の今までの苦労を返せ!!」
そんなこと言われてもな。これぐらい普通普通。師匠はもっとすごかったし。無から有は流石に生み出せなかったけど100の材料で150位は産み出してたけど。オレも10の品を魔力を対価に10と9にするデュプリケイトを使えるし。
「そもそもなんで神器の回収なんてやってるんだ?」
「ある時から魔王が死んだ冒険者たちから集めて部下に与えたりし始めたから。人間も悪用しているのがいるから」
「よし、ならば解決策を提示しよう。弟子になって神器クラスのアイテムがこの世界のアイテムの平均値にしない?」
クリスのアトリエ アクセルの錬金術師 始まります。
師匠からの支給品
伸縮式10フィートの杖
カゴ(容量50)
コンテナ(容量300)
レシピ集(はじめての錬金)(便利な日用品)(おばあちゃんの知恵袋)(錬金クッキング)(魁!漢の美学)
ちむりおん君
普通のパイ 20個
塩 5個
小麦粉 5個
「えっ、本当に始まっちゃうの!?」
「クリスがオレの初めての弟子だけど大丈夫。妹弟子とかその弟子とかその弟子の面倒は見てきたからな。安心しろ、個人で国家を転覆させれるぐらいの錬金術師にしてやる」
「すみませ〜ん」
「はいよ、ちょっと待ってくれ」
ああ、クリスは素材集めに行ってるんだっけ。栞を挟んで本を閉じる。ベッド代わりのソファーから起き上がり、掛け布団代わりにしていたローブを羽織ってカウンターに向かう。
「ようこそ、ユキトのアトリエに。何をお求めかな?」
営業スマイルを心がけていたから問題ないが、内心顔を顰める。なぜならカウンターの向かいに居たのは、珍しいことに紅魔族だからだ。この一族は産まれた時から重度の厨ニ病で名前からぶっ飛んでいる。そのくせ12歳になると全員が上級職業のアークウィザードについて、学校では成績優秀者にスキルポーションが配られ、教師が紅魔族の里の周りのモンスターの動きを封じて生徒に倒させてレベルアップさせる養殖まで行っている。暇つぶしに魔王軍にちょっかいをかけるような種族だ。
なんでアクセルにいるのかは分からないが、いや、お菓子目当て、違うな、王都支店の方が近いはずだ。なんでいるんだ?
「こちらでは店頭販売の初心者向けのアイテム以外にもオーダーメイドでアイテムを作ってくれると聞きまして」
「正確に言えば店頭に置いてないだけで倉庫に入ってるのを引っ張ってきたりするほうが多いんだがな。確かにオーダーメイドも承っているが、カネがかかるぞ。まあ、材料を持ち込んでくれれば値引きは可能だ」
「特定の魔法の威力を増幅することはで
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