第二章
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は困ってはいませんでした」
この国ではそうだった。元々水は豊かだったのだ。
しかしさらに増えてそれでだったのだ。農業は豊かになりオアシスに多くの果樹園まで出来た。王もそのことを有り難く思いながら言う。
「水は氷よりも多くのものをもたらす」
「はい、そうですね」
「水だ。水は氷よりも素晴らしい」
王はこれ以降氷を有り難いと思うことはなかったし言うこともなかった。それよりも水だと常に言い民達に水を提供し続けた。この王のことは末長らく人々に知られることになった。恵みの水をもたらした王として。
暑いせいで 完
2012・8・17
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