陽だまりのダークナイト
ツェペシュ側×陽だまりのなか
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少女達からだと極東の島国と言われ、世界で最も治安が良いと言われている国さ。君の顔立ちが日本人みたいだったから、蒼い翼本社から上にある住居エリアの一室だよ。紅髪の少女の仮住まいにしようと思ったが、もし脱走されたら困るのは俺や少女達だから。最もここは最上階の一個下だし、外見れば分かるだろ」
「何故ヨーロッパの森で倒れて日本に居る?と言う顔をしてますわリアス」
「私より織斑社長からの説明なら納得すると思ったからよ。朱乃の一件に感謝してるのは事実だから」
日本?治安?訳の分からない状況だが一つだけ分かるキーワードは蒼い翼だけ。その名を聞いて知らない者は居ないと言われている名、巨大グループを取り纏めている織斑社長と言う事もだ。が、僕が思った事を口にした少女達により混乱が未だに止まらない。
織斑社長が少し離れると少女達一斉に背中から翼を展開させる。悪魔の翼だけど、何故悪魔と一緒に居るのだろうと疑問だらけ。彼女は悪魔らしくもない優しげな表情でこう述べた。
「私はリアス・グレモリー。上級悪魔グレモリー家の次期当主よ。そして貴方も・・・・」
リアスと名乗った少女が指先を僕の背後に向ける、すると背中から何かが飛び出す感覚を得た。首を向けるとそこには少女達と同じ漆黒の翼が生えていた。
「貴方はね、一度死んだの。だから私が悪魔として転生させたのよ」
「で、ここまで運んできたのが俺って訳よ。理解出来たかな?坊主」
彼女と織斑社長のセリフを理解出来たのは数分後、僕はあの森で死んだはずが目覚めると悪魔に転生した。そして日本まで運ばれたと言う事実は、僕の価値観を大きく崩壊させた。当時はね。
「・・・・」
「・・・・私は何もしないわよ」
部屋で対峙する僕とリアス・グレモリー。目覚めてからの僕は、最大限の警戒心を抱いて彼女達と過ごした。唯一警戒心を解いて普通に会話出来る程の人物は織斑社長のみだし、その人の言う通り蒼い翼本社内の住居エリア。
窓から外を見ると高層ビルが建っていて、とてもじゃないが窓を割って脱出不可能な高さ。一応監視カメラを設置してあって、上で見ているらしい。織斑社長と話せるようになってから僕は一振りの剣を創り出した事で考え事をしてたな。
「まだリアス達に強い疑心暗鬼なのか?」
「・・・・研究所で悪魔は邪悪な存在で信徒の敵だと教え込まれましたから」
「それならしょうがねえな。だが教会の計画で殺処分されそうになったのだろ?」
「それは確かに事実ですが、僕は洗脳に近い事をされましたし」
織斑社長と同じように親しんで優しく接して来ようが、疑心を強くさせる行為だと知ると今度はどう接するか考えてたようだ。悪魔が優しいなど有り得ないし、僕を悪魔にしたのも利用価値があったから何だと思う。悪
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