陽だまりのダークナイト
ツェペシュ側×陽だまりのなか
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「逃げて!貴方だけでも!」
「すまない!同志達の事は永遠に忘れない!」
「行け!そして俺達は一生お前を見てるぜ!」
「逃げたぞ!追え、追うのだ!」
同志達のお陰で部屋を脱出、心の中では死にたくないと思いながらその一心で研究所から脱出を果たした。同志達の無念を無駄にしないと思いながら、信者達は僕達に対して最後まで信じているから逃げる者などいないと言い切っていた。
後ろから追っ手が迫って来るが、ここは森の中で雪が降り続いていても執拗に追い回す。逃げ続けながら僕と共に特別になろうと誓ったはず、共に食事をし共に歌い共に笑ったを思い出しながら背中が軽く感じた。
「僕はこのままでは死ねない、同志達が死んで行った者達を背にして聖剣エクスカリバーを破壊したい」
『ふむ、俺の予知によって来た理由はコイツか?』
『だから私を連れて来た訳ね』
聖剣エクスカリバーに強烈な復讐心を宿し始め、あの計画を立てた者やエクスカリバーを忘れない。僕の人生は何だったんだと疑問を持ち始めても既に遅しで、体力は限界を迎えて静かに倒れ込む。死は確実だと思いながら彼らの無駄死をしたくない僕は、生きて同志達の仇を討たなければ何の為に脱出したのか意味が無い。だから少しでも前へ進もうとする。
「このままでは僕の望みが・・・・」
「貴方は何を望むの?」
「それよりも応急処置しないと死ぬぞコイツは」
意識が消失して行く中で、僕の視界に紅と黒が映り込んでから顔を上げるとそこに居たのは黒髪の男性と紅髪をした彼女が僕に言ってた気がした。僕を抱えた男性は応急処置をしようと抱えて問いの答えを言う前に意識は無くなった。
それが我が主リアス・グレモリーと織斑一真との出会いだった。今から四年前、死の運命から脱出したかのように目を覚ますと知らない天井が見えた。部屋内にある監視カメラにて、目覚めた事を知った俺は画面を見る。
「お、やっとあの坊主は目覚めたようだな」
「今回の未来予知はグレモリー眷属の『騎士』になる者でしたか」
「そう言う事だ朱璃。俺は様子見として下に降りる、ちょっとの間だけ頼む」
「はい。お任せ下さいませ」
現在居る場所は蒼い翼本社があるビル、地下からオフィスエリアでその上から住居エリアとなっている。社長室は最上階にあるし、何かあれば監視班から連絡が来るようにしてる。リアス達もしばらくここを拠点にするらしいが、果たして眷属入りに納得するかはアイツ次第かな。今の状況を見るに吹雪の中で死んだとされてたが、感触は生きてる証となる。俺視点と祐斗視点が混ざるがまあいい。
「ここは一体?あの時僕は毒ガスを吸い込んで死を迎えた気がする」
同志達のお陰で脱出したは良かったが、森の中を彷徨い男性と僕ぐら
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