陽だまりのダークナイト
ツェペシュ側×陽だまりのなか
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で動きを止めて、足を氷の魔剣で完全に動きを止めた。師匠と一真さんの言葉が脳裏に浮かぶ。
『・・・・剣を振るうのに必要なのは筋力よりも、如何に的確に相手の隙を突くかです』
『パワーばかりも良いが、お前さんにとってテクニックで腕を磨いた方がよさそうだ。パワーバカになるよりはマシさ』
「・・・・パワーばかりじゃダメというのは、こう言う事だったのか。『騎士』で剣を使う者なら、テクニックだと思うけどね」
師匠と一真さんの言う通り、筋力が劣っていても技術で補って隙を突けば良いのだから。前の僕なら分からないけど今なら分かる。相手よりも技術が上なら勝てるという事を。
『くそったれ!もうてめぇ何てどうでもいいっ!ぶっ殺し確定だ!』
「だったら蒼い翼本社社長として、ここの管轄者としてテメエを抹殺させてやるぜ。ここに入り込んだ事を後悔させてやるよ!」
獣人は両手の爪を鋭く伸ばして僕に振り下ろそうとしてきたが、今の僕でスタミナが無くなった事で避けれない。すると僕の前に居て、何時の間にか剣を持って獣人を一刀両断して僕が見たのは剣を鞘に戻してる所。一真さんは狙撃から剣術により神速で切り刻んで、事実上の瞬殺ショーとなっていて動きと動作すら見えなかった僕が居る。
「遅れてすいません。一真さん」
「遅いぞ阿呆」
二人が会話している仲は師匠と弟子と言う間柄、獣人との戦いが終わり壊された墓標を直そうとしたら何時の間にか直っていて驚く僕ら三人。指を鳴らすとこまでは聞こえたが、粉砕された墓標が獣人に粉砕前までの時間が戻った感覚。墓標前で祈ってると師匠は静かに言うが、一真さんは他にも居るとの事で今は居ない。
「少年。貴方は以前に一真さんからこう問われましたよね。悪魔は人間に滅ぼす存在だと、私も人間から悪魔に転生したての頃は大変悩みました。人間を辞めて魔なる存在になった事、我が主であるサーゼクス・ルシファーはこう仰いました」
『自分で考えてほしい。私は君にチャンスを与えたに過ぎない。どう生きてどう過ごすのか、それはキミが決めるべきだ。ただ、たまには私の眷属として仕事を手伝ってくれないだろうか?その剣術が私にとって必要だと信じている。だがもしキミが人間の脅威になろうとするのなら、主の私か私の師匠が責任を持って消滅させてもらおう。キミを救ったのは、私だけじゃなく私の師匠が見つけてくれたのだから。あとはそうだね、これだけは覚えてほしい。悪魔も人間も天使も何もかも、滅んでいい種族等この世に一つもないのだよ』
あの時、釣りをしてる最中に僕はそのような事を言ってた。師匠は祈りながら新たな花を置き、続けて言うと師匠を助けたのは主のサーゼクス・ルシファーと主の師匠である一真さんだと。
「人間を滅ぼす悪魔になるかどうかは、自分次第と言う事
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