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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic26-B聖王のゆりかご攻略戦〜Prologue for Episode X〜
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に30cmほどあり、女性の顔面を覆い隠している。白のブラウス、赤いリボン、裾付近に白のラインが1本入った黒のプリーツスカートを身に纏い、オプションとして黒のトリミング・コートを羽織っている。彼女の背後にはグレムリンのT型とV型が、20機ずつの計40機が隊列を組んでいた。
「ガンマ・・・!」
「・・・のスペアボディね。ガンマが研究所より出ることなど有り得ない」
キュンナとプラダマンテがガンマ・スペアと相対する。スペアは「やはりお前たちが来たたんだ」そう言って多脚兵器の足元にテンプレートを展開。
――ISクローニングクイーン・メタルダイナストTypeガンマ――
プラダマンテとキュンナが向かおうとしていた通路の先の床がせり立ち、2人のこれ以上の進行を妨げるように封鎖した。
「裏切り者には相応の制裁を!」
「そういうわけだから、まずは駆動炉を押さえさせてもらう」
プラダマンテは右腕を左腕側にまで伸ばすと、ギンっと鈍い音が通路内に響き渡った。音の出所は彼女が右手に持つ斬首剣・“シャルフリヒター”の剣身で、空間が6つの球体状に歪んでいる。
――グラヴィタツィオーン・デッケル――
「はっ!」
右腕を水平に薙ぎ払うと“シャルフリヒター”の剣身から6つの歪みが横一列に斜め前へ放たれた。歪みはスペアの両脇を通り過ぎて行き、グレムリン群の直上にて一斉に爆ぜた。すると何十機というグレムリンが一斉に床に押し付けられ、そのボディが大きくひしゃげ始めた。
「重力・・・!」
「スペア如きが私たちの往く道を妨げようとは!」
キュンナが一足飛びでスペアへと突進。多脚兵器の鎌のような両腕が彼女に向けて振るわれるが、キュンナの振るう大鎌によって紙のように一瞬にして切断された。さらに続けて前脚を切断されたことで態勢を崩し、返された刃で頭部が横一線に切断された。
「くっ!」
――メタルダイナストTypeガンマ――
スペアが崩れ落ちる多脚兵器の頭部から跳び立つと、ガラクタと化したグレムリンや多脚兵器の金属ボディを大小様々な刃へと変化させて、プラダマンテとキュンナへ向けて伸ばした。2人はそれぞれ回避行動を取って刃を紙一重で躱し、キュンナは大鎌でスペアを斬り掛かる。
「せいっ!」
――シルバーカーテンTypeガンマ――
「幻術・・・!」
しかしキュンナの魔力刃が裂いたのは幻術で造られたスペアだった。彼女はすぐに「守護結界!」円柱状のバリアを展開。
――スローターアームズTypeガンマ――
直後に大きなブーメランのような刃が4つと飛来し、キュンナのバリアに四方から襲いかかった。バリアはその一撃で破壊され、彼女はトンッと床を蹴って通路の天井付近にまで跳び上がったことで、その挟
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