ダンジョンで死にかけるのは間違っていない
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やろ、それ」
「その分、アビリティの伸びが良いですから。でも、偉業ってどう達成すれば良いんでしょうね?」
「このステイタスからすると、ミノタウルスじゃあかんな。というか、一撃で頭を吹き飛ばしとるさかい駄目やろうな。他やと、ゴライアスやろうな。そこら辺どう思う?」
「パーティーだと、たぶん駄目だと思う。けど、単独だと厳しいと思う。何か、全く別の偉業じゃないと駄目な気がする」
ティオナさん?が頭をかしげながら答える。う〜ん、中途半端だよね。
「そういや、ベルは何処のファミリアなんや?一応、詫びを入れとかなあかんからな」
「ヘスティア・ファミリアです」
「はぁ!?ドチビの所やて!?」
「ドチビ?」
「ベル、悪いこと言わんからウチの所に来たほうがええで。いや、来なかったらドチビもエライ目に合う可能性が高い。さっきも言うたけど、英雄の発展アビリティは200年ぶりや。それこそ色んな神がちょっかいを出してくるはずや。ウチかて、こうやって会って話して気に入ってへんかったら絶対にちょっかいかけとる。中には悪質な、それこそベル自身の命や周囲が危ない目に会うこともありえる。それを躊躇うようなファミリアに改宗した方がええ」
「う〜ん、ありがたい申し出だとは思うのですが、遠慮させていただきます」
「……これは脅しでも何でもない。それやのに断るのはなんでや?」
「ロキ様、自分でも信じられていないことを相手に信じさせようとするのは難しいことです。たぶん、僕がロキ・ファミリアに改宗してもちょっかいを掛けてくる神様達やファミリアはいるはずです。多くの人にご迷惑をかける訳にはいきません。僕一人ならある程度の対応はできますし、オラリオで直接神様に襲いかかる人はまずいないでしょうから」
「ベル、それは甘いで。200年前は一人の英雄の取り合いで幾つかのファミリアが解散しとる。神が天界に返される事態が起きとる」
「……この話は何処まで行っても平行線ですね。僕は今の所改宗するつもりはありません」
「せやな、今のままじゃ平行線やな。とりあえず、ウチからちょっかいをかけるつもりはないけど、気いつけや。ほいじゃま、この話はここまで。もっかい聞くけど、体の調子は?」
「特に異常はないかと。百人力の副作用も全部治ってるみたいです」
「次は弁償の話やな。装備は何を使っとったん?」
「ギルドで最初に支給されたナイフと、それより刃渡りが少し長いナイフの二刀流です。防具はガントレットだけで、靴のつま先に保護と攻撃兼用で鉄板を仕込んでいたぐらいです。機動力優先ですね。バックパックは既製品を少し弄って、いつでもその場に落とせるようにはしてましたけど初心者向けの安いやつです」
「不幸中の幸い
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