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Sword Art Rider-Awakening Clock Up
救出依頼
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い者の顔を見た。
「ネザー君は、どうする?」
傷痕剣士の眼には、先ほどまでの困惑の色がなくなり、既に決断した色になっている。しかし、その口から告げられた答えはアスナとキリトが期待したものではなかった。
「……行く必要があるとは思えないな」
「なんでだよ?」
キリトが訪ねると、非情な言葉を吐いた。
「遅かれ早かれ……人はいずれ死ぬ。俺にとって……軍の有り様など、どうでもいいことだ」
助けに行く気がないと察したユイが、不意に俺の左手を取って言う。
「お兄ちゃん……おねがい。たすけてあげて」
「………っ」
悲しそうな表情で言うユイに、俺は思わず眼を見開いてしまう。
数秒という時の中で《親友》のことを思い出してしまい、それが引き金になったかのように右手を振りながらユイを静め、一度ため息を吐いて言った。
「……わかった、わかったから……そんな眼で俺を見るな」
無理矢理やらされるような形で賛成した途端、ユイの悲しい表情が一気に大口を開けた笑顔に変化した。
そんな様子を見ていたキリトとアスナも笑顔で、ネザーも幼い子供の押しには弱いんだな、と互いに脳裏で呟きながら貴重な様子を拝見した。
3人が賛成になったところでアスナはユリエールに向き直り、微笑みかけながら言った。
「微力ながら、お手伝いさせていただきます。大事な人を助けたいって気持ちは、わたしにもよくわかりますから」
ユリエールは、空色の瞳に涙を溜めながら、深々と頭を下げた。
「ありがとう……ありがとうございます……」
「それは、シンカーさんを救出してからにしましょう」
アスナがもう一度笑いかけると、今まで黙って事態の成り行きを見守っていたサーシャがポンと両手をを打ち合わせた。
「そういうことなら、しっかり食べていってくださいね!まだまだありますから、ユリエールさんもどうぞ」
初冬の弱々しい陽光が、深く色づいた街路樹の梢を透かして石畳に薄い影を作っている。《はじまりの街》の裏通りは行き交う人も少なく、無限とも思える街の広さとあいまって寒々しい印象を隠せない。
俺のようにしっかり武装したアスナと、ユイを抱いたキリトは、ユリエールの先導に従って早足に街路を進んでいた。
アスナは、当然のこととしてユイをサーシャに届けてこようとしたのだが、ユイが頑固に一緒に行くと言って聞かなかったので、やむなく連れてきたのだ。無論、ポケットにはしっかりと転移結晶を用意している。ユリエールには申し訳ないが、いざとなれば離脱して仕切り直す手筈になっている。
「あ、そう言えば肝心なことを聞いてなかったな」
キリトが、前を歩くユリエールに話し掛けた。
「問題のダンジョンってのは
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