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Sword Art Rider-Awakening Clock Up
捜索
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ち)をついた。
「お前らみてぇなクズ野郎のくだらねぇ話を聞くほど……俺は暇じゃないんだよ!」
リーダーの前まで歩み寄ると、俺は腰の後ろから片手剣を抜き、ソードスキルを発動させた。刃が蒼く輝き出し、再度の
轟音
(
ごうおん
)
が放たれた。リーダーの体が弾かれたように後ろへ転がる。
「本当なら殺してやりたいところだが、あいにくここは《圏内》だからな。HPが減ることはない」
揺るぎない歩調で近づく俺の姿を見上げ、リーダーはようやく意図を悟ったように唇をわななかせた。
犯罪防止コード圏内では、武器による攻撃をプレイヤーに命中させても不可視の障壁に阻まれてダメージが届くことはない。だがこのルールにも裏の意味があり、つまり攻撃者が犯罪者カラーに落ちる心配もないということになる。
それを利用したのが《圏内戦闘》であり、通常は訓練での
模擬戦
(
もぎせん
)
として行われる。しかし、攻撃者のパラメータとスキルが上昇するにつれてコード発動時のシステムカラーの発光と衝撃音は過大なものとなり、またソードスキルの威力によってはわずかながらノックバックも発生する。慣れない者にとっては、HPが減らないとわかっていても耐えられるものではない。
「ひあっ……や、やめっ……」
俺は手加減する様子を一切見せず、リーダーを剣撃によって地面に打ち倒す。
「お前らっ……見てないでなんとかしろっ……!!」
その声に、ようやく我に返った軍メンバーが次々と武器を抜いた。
南北の通路からも、予想外の事態に察したブロック役のプレイヤー達が走り込んでくる。半円形に首位を取り囲む男達に、俺は異名通りの《神速》になったように
爛々
(
らんらん
)
と光る眼を向けた。
その時、ブロック役だった軍プレイヤーの1人が俺の顔を見た瞬間、失われた記憶を思い出したように顔に恐怖の色が浮かび上がった。
「お……おい、まずいぞ!」
怯えるその声につられた他の軍プレイヤー達が一気にその男に注目する。
「こ、こいつ……《攻略組》の最強ソロプレイヤー……《神速》のネザーだ!!」
軍プレイヤー全員がその名を聞いた瞬間、全員の顔に恐怖の色が浮かんだ。どうやら俺の噂はこの《はじまりの街》にまで届いているようだ。しかし、当の本人には喜ばしくないことだった。
軍の男達は全員、俺の正体を知った途端から怯え続け、一歩ずつ後ろへ引いた。
「ね、ネザーって……マジかよ!?」
「でも、噂じゃ……顔に2本の傷痕があると聞いたぞ!」
「確かに……こ、こいつの右頬……傷痕があるぞ!間違いなく本人だぜ!」
「自分が戦う相手に対して、決して手加減せず……完全に殺すまで戦い続けるって聞いたぜ!例えそれがプレイヤーだったとしても!」
男達が次々と神速の噂を口から
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