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Sword Art Rider-Awakening Clock Up
捜索
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一直線に向かった。そのため、サーシャの話には飲み込めない部分がある。
「私、ゲーム開始から1ヶ月くらいは、ゲームクリアを目指そうと思ってフィールドでレベル上げしてたんですけど……ある日、そんな子供達の1人を街角で見かけて、どうしても放っておけなくて、連れてきて宿屋で一緒に暮らし始めたんです。それで、そんな子供達が他にもいると思ったら居ても立ってもいられなくなって、
街中
(
まちじゅう
)
を回っては独りぼっちの子供に声を掛けるようなことを初めて……。気づいたら、今のようなことになってたんです。だから、なんだか……あなた方みたいに上層で戦ってらっしゃる方もいるのに、私がドロップアウトしちゃったのが、申し訳なくて」
「そんな……そんなこと」
アスナは首を振りながら、一生懸命に言葉を探そうとしたが、喉が詰まって声にならなかった。後を引き継ぐようにキリトが言った。
「そんなことないです。サーシャさんは立派に戦ってる。俺なんかよりも、ずっと」
「ありがとうございます。でも、義務感でやってるわけじゃないんです。子供達を暮らすのはとっても楽しいです」
ニコリと笑い、サーシャは眠るユイを心配そうに見つめた。
「だから……私達、2年間ずっと、毎日建物を見て回って、困ってる子共がいないか調べてるんです。そんな小さい子が残されていれば、絶対気づいたはずです。残念ですけど……《はじまりの街》で暮らしてた子じゃないと思います」
「そうですか……」
アスナは俯き、ユイをギュッと抱きしめた。気を取り直すように、サーシャの顔を見る。
「あの、立ち入ったことを聞くようですけど、毎日の生活費とか、どうしてるんですか?」
「あ、それは、私の他にも、ここを守ろうとしてくれる年長の子供が何人かいて……彼らは街周辺のフィールドなら絶対大丈夫なレベルなので、食事代くらいは何とかなってます。贅沢はできませんけどね」
「だが、さっき街で話しを聞いた時、フィールドでモンスターを狩るのは常識外の自殺行為だと言っていた」
俺の言葉に、サーシャはコクリと頷いた。
「基本的に、今《はじまりの街》に残ってるプレイヤーは全員そういう考えだと思います。それが悪いとは言いません。死の危険を考えれば、仕方ないことなのかもしれないんですが……。でも、ですから私達は相対的に、この街の平均的プレイヤーよりお金を稼いでいることにもなるんです」
確かに、この教会の客室を常時借り切っているなら、1日あたり100コルは必要になるだろう。先刻の木の実ハンターの男の日収を大きく上回る額だ。
「だがら、最近眼を付けられちゃって……」
「……誰にです?」
サーシャの穏やかな眼が一瞬厳しくなった。言葉を続けようと口を開いた、その時。
「先生!サー
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