暁 〜小説投稿サイト〜
Sword Art Rider-Awakening Clock Up
迷子
[8/8]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
となって、多くの知識と力を得た。だが得られないものもあった。
スレイド・フェルザーも仮面ライダーカブトも、俺が真に望むものを与えてはくれない。一度は望みを手に入れたとしても、すぐに奪われる。俺の物語は闇で構成されているようなものだ。
SAOと対になるあの2年間のバトルは、俺を強くしたわけじゃない。俺に更なる苦痛と絶望を与え、希望を奪ったのだ。そんなどうしようもない世界から逃げ出したい。違う世界に旅立ちたい。本当に異なる世界が存在するのであるならば、その世界に行きたい。単純にそれだけの理由で、俺はSAOに手を出した。
そして、全てが変わった。
スレイドがネザーに変わり、見知らぬ街、見知らぬ人々の間に降り立ち、脱出不可能のデスゲームであることを茅場に告げられた時のことは、今でも覚えている。現実と仮想の違いを
経
(
へ
)
ても、俺は何も変わってない。夢も希望もない。
別に茅場に恨みの気持ちなどは抱いていなかった。むしろ貴重な体験をさせてもらった、と思うかもしれない。だが正直、俺が茅場のことを今も師匠として見ているのか、それとも極悪人として見ているのか、判断できなかった。
もし、俺の何かが変わったんだとしたら__キリトのせいだろう。
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ