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Sword Art Rider-Awakening Clock Up
迷子
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るのを感じていた。少女の外見は少なくとも8歳程度、ログインから経過した時間を考えれば現在の実年齢は10歳ほどには達していると思われる。しかし少女の覚束(おぼつか)ない言葉は、まるで物心ついたばかりの幼児のようだ。

「ね、ユイちゃん。どうして22層にいたの?どこかに、お父さんかお母さんはいないの?」

ユイは眼を伏せ、黙り込んだ。しばらく沈黙を続けた後、フルフルと首を動かす。

「わかん……ない……。なん……にも、わかんない……」

__その時。

コンコンというドアを叩く音が響いた。2人はハッと驚くように気づき、アスナが「はーい」と言いながらドアに向かって行く。

ドアノブに手を置き、ゆっくりと回してドアを開けると、顔に傷痕を持ったお馴染みの少年が立っていた。

「……本当に来てくれたんだ、ネザー君」





抱き上げて食卓の椅子に座らせ、温めて甘くしたミルクをすすめると、ユイはカップを両手で抱えるようにして少しずつ飲み始めた。その様子を眼の端で見ながら、離れた場所でアスナは、キリトと途中参加の俺と意見交換をすることにした。

「ねぇ、2人とも。どう思う……?」

キリトは厳しい顔で唇を噛んでいたが、やがて俯いて言った。

「記憶は……ないようだな。でも、それより……あの様子だと、精神に、ダメージが……」

「そう……思うよね、やっぱり……」

「くそっ」

キリトの顔が、泣き出す寸前のように歪む

「この世界で……色々、酷いことを見てきたけど……こんなの……最悪だ。残酷すぎるよ……」

その瞳が濡れているのを見ると、アスナの胸には突き上げてくるものがあった。両腕でギュッとキリトの体を包み込み、言う。

「大丈夫だよ、キリト君。……わたし達に、できることだって、きっとあるよ」

「……そうか。そうだよな」

キリトは顔を上げると、小さく笑ってアスナの両肩に手を置き、食卓へと歩き出した。俺とアスナもその後に続く。

ガタガタと椅子を移動させてユイの横に座ると、キリトは明るい声で話しかけた

「やあ、ユイちゃん。……ユイって、呼んでいい?」

カップから顔を上げたユイが、こくりと頷く。

「そうか。じゃあ、ユイも俺のこと、キリトって呼んでくれ」

「き……と」

「キリトだよ。き、り、と」

「………」

ユイは難しい顔でしばらく黙り込む。

「……きいと」

キリトはニコリと笑うと、ユイの頭にポンと手を置いた。

「ちょっと難しかったかな。何でも、言いやすい呼び方でいいよ」

再びユイは長い時間の中で考え込んでいた。アスナがテーブルの上からカップを取り上げ、ミルクを満たして目の前に置いても身じろぎもしない。

やがてユイは
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