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Sword Art Rider-Awakening Clock Up
朝露の少女
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がりながらキリトを言う。
「とりあえず、放ってはおけないわ。眼を覚ませば色々わかると思う。家まで連れて帰ろう」
「うん。そうだな」
その時、キリトが顔を俺に向けて言った。
「お前も来るか?」
「………」
しばしの間、沈黙が続いた。
「……行こう」
頷いた。
「オッケー、行こう」
キリトは少女を横抱きにしたまま立ち上がった。俺はふと周囲を見回したが、近くには朽ちかけた大きな切り株が1つあるくらいで、少女がここにいた理由のようなものは何も見つからなかった。
ほとんど駆け足で来た道を戻り、森を抜けてキリトとアスナの家に辿り着いた。
晩秋の午後がゆっくりと過ぎ去り、外周から差し込む赤い陽光が消え去る時間になっても、時間になっても、少女は相変わらず眠り続けたままだった。アスナのベッドに少女を横たえ、毛布を掛けておいて、3人は向かいのキリトのベッドに並んで腰を下ろした。
しばし沈黙を続けてから、キリトがポツリと口を開いた。
「まず1つだけ確かなのは、こうして家まで連れてこられたからにはNPCじゃないよな」
「そう……だね」
システムが動かすNPCは、存在座標を一定範囲に固定されており、プレイヤーの石で移動させることはできない。手で触ったり抱きついたりすると、ほんの数秒でハラスメント警告のウィンドウが開き、不快な衝撃と共に降っ飛ばされてしまう。
アスナの同意に小さく頷き、キリトは更に推測を重ねた。
「それに、何らかのクエストの関係イベントでもない。そうなら、接触した時点でクエストログウィンドウが更新されるはずだしな」
「……なら、やはりこの子はプレイヤーで、あの場所で道に迷っていた、というのが一番あり得る話だが……」
俺の推測は、決定的とした言いようがない。
茅場晶彦と共にSAOを共同開発してた頃、アインクラッドに出没するクエストについて色々と話し合った。だからこそSAOに登場するほとんどのクエストは把握している。俺の知る限り、幼い女の子が森に現れる、などというクエストは存在しない。後から晶彦が付け加えた可能性も考慮したが、眼前の女の子がプレイヤーだということ以外に思い当たることはなかった。
「でも、なんであんな所に?」
アスナがチラリとベッドに視線を向け、キリトは続ける。
「転移結晶を持っていない、あるいは転移の方法を知らないとしたら、ログインしてから今までずっとフィールドに出ないで、《はじまりの街》にいたと思うんだ。なんでこんな所まで来たのかはわからないけど、《はじまりの街》にならこの子のことを知っているプレイヤーが……ひょっとしたら親とか、保護者がいるんじゃないかな」
「うん、わ
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