第2章 魔女のオペレッタ 2024/08
最後の物語:ヒトタラシメルモノ
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も反芻する。自分には難解過ぎる。他者を認識するようになったばかりの自分には、まだ満足のいく答えに至れない。だが、今は為すべきことを優先して思考を切り替えた。
傍に横たわるみことをようやく抱き上げ、そっと頭を撫でてみた。
華奢な身体だ。矮小な身体だ。この地獄を独力で生きていながらとても無垢で、まだあどけない。
そんな彼女に、自分はどうあるべきか。何を為すべきか。これまでの漠然としたものではない明確な指針が求められる局面にあるのだと、それだけをピニオラは理解した。
――――決断の時が、迫っていた。
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