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提督はBarにいる。
艦娘とスイーツと提督と・11
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ぉ……今回、俺も初めてフルーツサンドを作ったんだ」

「あら、そうなの?意外な事実だわ。こんなに美味しいのに」

「それでな?味に満足してもらえるか不安だったんで、試食を頼んだんだ」

 “試食を頼んだ”。その言葉にピクリと反応する加賀。当然、加賀の嗜好をよく知る人物がいいだろう。その上、沢山量が食べられる人物と言えば……

「提督、誰に試食を頼んだんです?」

「…………二航戦」

 やっぱりか、と加賀が顔を右手で覆う。他の鎮守府では食いしん坊キャラの空母として不動の地位を築いている一航戦。しかしウチの鎮守府の一航戦は目の前の加賀を見て解る通り、大食いというよりも味を楽しむ傾向が強く、あまり食べない。その代わり……というのも変な話だが、蒼龍・飛龍の二航戦コンビが大食いキャラとしての地位を確立している。

「あいつら、美味い美味いと大量に食ってな。『これなら加賀さんも私達と同じ位食べると思うから同じ量を準備した方がいい』って言われてな……」

「因みに、どれだけ食べたんです?」

「一人3斤」

「……は?」

「だから、食パンの量だけで一人3斤分」

 食パン3斤と言えば、約1kgである。そこにフルーツと生クリームがプラスされるので、その量は推して知るべしである。唖然としていた加賀ではあるが、段々と額に青筋が走っていく。

「あの娘達は全く……提督、ちょっとシバいてきて良いかしら?」

「やーめーとーけ、折角の休日をイライラして過ごす事もねぇだろがよ」

「……それもそうね、止めておくわ。今日は」




 そう。今日の加賀は非番。そのせいかいつもの胴着ではなく私服なのである……それも、普段の加賀の姿からはあまり想像できないタイプの服装である。

 ローライズのジーンズに少し小さいんじゃ無いかというTシャツというラフな格好。引き締まってはいるが筋肉質過ぎない加賀のヒップやらウエストやらがやたらと強調されている。やはりTシャツの丈が少し足らないらしく、さっきから僅かに動く度に臍がチラチラと顔を覗かせている。そして何より、いつもは胸当てに押さえられている加賀のバストが、その抑圧から解放されたのを喜んでいるかのように目の前でポヨンポヨンと揺れている。その上、Tシャツの生地が薄いのか、黒のランジェリーがうっすらと透けて見えている。

「何かしら提督、私の顔に何か付いていて?」

「ッ……いや、何でもねぇよ」

 見ているのがバレたらしい。そりゃそうか、あんだけガン見してればなぁ。チラリと加賀の方を見ると、妖艶な微笑みを浮かべて此方を見ていた。何というか、品定めされているような気分だ。

「提督」

「……なんだよ?」

「我慢出来なくなったら、襲いかかってきてもいいん
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