陽だまりのダークナイト
カーミラ側×暇人なアザゼル
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ちらしいので、俺らは移動をしてがツェペシュ派の大元たる領域はここから離れてない。が、互いの境界線が張られてると言う国境線らしいな。人間界の地図で見るとルーマニアで、日本と同じ季節巡ってる国だから吐く息も白い。
日本も冬到来だからこちらも既に冬、だが日本より寒い国で外気温が場所によって低い。雪が降る場所もあり、謁見の間へ到着すると目の前に女王が座っていて周りに幹部らしき者もいる。
「ようこそお出で頂きました。改めまして自己紹介を、私の名はモニカ・カーミラと言います。気軽にモニカと呼んで頂いても構いません」
「謁見頂きありがとうございます。私の名は蒼太、蒼い翼本社から来ましたがこちらは堕天使総督アザゼル様でございます。よろしくお願いします、モニカ様」
「よろしくお願いします。蒼太さんにアザゼル様。話は一真様から聞いておりますが、早速ではありますけど私ら吸血鬼は三大勢力に和平と停戦についてを」
「それについて感謝する。俺ら三大勢力に和平と停戦へのテーブルに付いてくれた事に。あと俺からの土産を持ってきた。神器についてもだが、あちら側についても現時点で分かってる情報をくれると助かる」
「分かりました。ではまず現在起きてる情報から、城下町周辺に居る治安維持部隊も織斑様からの命による事ですから」
それについては城下町を見てきた俺らも知ってたが、復習として聞いていて先日の会談について失礼した事に謝辞をもらった。これに関しては本人に言ってくれと告げたが、蒼太曰く蒼い翼本社代表で来てるからか素直に受け取っていた蒼太。
ツェペシュ側で何が起きてるかについて詳細な事は、直接治安維持部隊に聞いた方がいいと教えてくれたよ。やはり情報量はカーミラ派の者らより蒼い翼やCBの方が多いらしいな。
「謁見が終わった事ですし、外に出ますか?」
「まあな。話も終わった事だし、この先で何が起こっても驚かないようにしとくわ」
「では城内だとVIP待遇らしいので、この城内と城下町に監視役も居ないぐらい信用されてますから」
「そうするか。俺らを見てもだし、町にて悠長に風景を眺める程長く留まるかもな」
と言ってて既に茶を飲む程ヒマとなっている状態だ。あちら側で何かあったらしく、モニカによると会議が長引いているんで城内か城下町にて暇潰しと言われた。蒼太も一緒に居るんで監視も居ないから楽だし、悠長に風景を眺める場所があると言う訳で昼営業してるカフェの二階席で茶を飲む俺と蒼太。
お茶と言っても血液ではなく、吸血鬼でも嗜む程の味が濃い紅茶を飲んでた。吸血鬼は血が濃い程人間と味覚が異なるし、純血種は血以外だと受け入れられないそうだ。紅茶を嗜めるのは人間から転生者達だろうよ。
「一ちゃん情報はホントに役に立つ。今だと織斑一真の方を呼
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