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機動戦士ガンダム・インフィニットG
第十話「少女が見た青い雷光」
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シャルロットは、その後もユーマが興味のわく行きたい場所へ連れて行った。時間が過ぎ去るのも忘れ、時刻は夕暮れになった。噴水のある公園のベンチで身を寄せ合いながら雑談をかわしていると、シャルロットはふとユーマへこう告げだした。
「……ユーマ? 今日は、ユーマに話したいことがあったの」
「僕に?」
「うん……落ち着いて聞いてね? 私、これ以上はあまり会えないのかもしれない」
「ど、どうして?」
しかし、やや驚いた表情でユーマは振り向いた。それでも、シャルロットは落ち着いて続ける。
「……お父さんとお母さんが旅行から帰ってくるの。その間は、お休みだったから私は毎日ユーマのところへ行けた。でも、二人が帰ってくるから忙しくなるしユーマのところへ来れない日があるかもしれない……」
「そんな……毎日きてくれよ?」
「私もそうしたいよ? でも……私はデュノア社の令嬢だから」
「……?」
デュノア社、それは親友ジョニーと暮らしていたころ、彼が愚痴っていた企業の名前だった。いつも、ジョニーはテレビでデュノア社長を見るたびに「不愛想な髭オヤジだぜ」と、嫌な目で画面を見ていた。
――そうだったのか、シャルロットが……あのデュノア社の
「それにね……? 会いに行ける回数も少なくなって、最後はもう会えないかも……」
「え……!? シャル、それって……」
「私……『IS学園』へ入学することになったの。フランスの代表候補性になってーーISなんて、大嫌いなのに……」
「シャル……」
「もうユーマに会えないならって、今日ユーマを誘ったの。最後に思いで作りたいなって」
本当は、ユーマがいつまでも自分の王子様でいてほしかった。けど、それも時の流れが残酷にも二人の間を引き裂いたのである。所詮は、実らない恋であった……
「シャル!」
そのとき、ユーマは思い切り彼女を抱きしめた。途端にシャルロットは顔を赤く染める。
「ゆ、ユーマ……!?」
「シャル……一緒に逃げよう?」
「え……?」
「会えないくらいなら、一緒に逃げよう!?」
「……」
しかし、シャルロットの答えは……
「ごめんなさい……」
と、彼女はユーマの胸から離れた。
「シャル!?」
「ユーマのことは大好きだよ? でも、ユーマに迷惑かけたくないの……」
きっと、デュノア社は重要な看板を失ったことで自分を総出で探し回るかもしれない。
「そんな! 俺だって、シャルのことが好きなんだ!! 頼む、行かないでくれよ!?」
「……ッ!」
シャルロットの目からは熱い何かがこみあげて気、それは一滴の露となって頬を伝って流れ落ちた。
「ごめんね……」
両手が涙を拭うも、それは止まらない。
「ごめんねっ……」
「シャル……ごめん、勝手なこと言って」
そんなシャルロットの泣き顔を見て、ユーマ
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