第3章 リーザス陥落
第94話 魔人ノスの主
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供扱いしてるって事?? ……あまりし過ぎると、ゆぅにとっての会心の一撃になる一言、私も言うからね!」
「……注意する。止めてくれ」
志津香は、撫でられる事が不快な訳ではない。寧ろユーリだから良い。暖かく感じるから良いと思っている。だけど、それでも それは親愛の感情だという事は志津香自身も判っている。……ユーリが家族として思ってくれている事も強く判っている。
それは本当にうれしい。志津香にとって家族はもうユーリ以外にいないのだから。親友と呼べる友はいても、家族と呼べる者は いなかったから。
だけど、志津香はそれこそが不満だった。
矛盾しているかもしれないが、それが不満だったから、こういってしまうしかなかった。
此処にヒトミやロゼ、ミリがいたら大変だったな、と頭の片隅に思いつつ、志津香は笑った。
「ゆぅ。……1人で突っ走らない事。周りを見て、頼る事。……良い?」
「……ああ。勿論だ」
志津香の向けられた拳。
それにユーリも答える様に 拳を当てた。
そして、勿論 ユーリの傍には かなみもいる。
まるで、自分自身の主であるかの様に、いつの間にか斜め後ろに片膝をついて控えていた。
「……私も、頑張ります。ユーリさん。志津香」
その言葉に笑顔で頷く2人。そんなやり取りを見ていた真知子は。
「かなみさん。何だかリーザスの忍者じゃなく、ユーリさんの忍者になってますね? 心境の変化でもありましたか?」
と、ずばりと一言。つまり志津香の言う会心の一撃な一言。
思わずどきんっ! と心臓を強く脈打たせてしまった。
「はは。違うだろ。かなみは リーザスの忠臣だ。……リーザスが目前だから、その自分自身が出たんだろうさ。……もう直ぐだ」
「あ……。はぃ……」
かなみは、顔を赤くさせてゆっくりと頷く。
嬉しい言葉ではあるが……、非常に複雑な一言でもある。リアの事があるというのに……、何度も助けてくれるユーリを見て、今までの事もあって……、何度思ってしまったのか判らない程だったから。
全てが終わった後には、ユーリの力望んでいるリアの為に ユーリに仕える様に――とも思ったりも。以前リア公認だったから出来ない事もない、とも思ってて 色々と悶々とさせていた事もあった。
だからか……、やっぱりユーリからの一言は 複雑だった。
でも、何とかユーリの前では顔に出さない。
そのまま、ユーリはバレスに呼ばれて離れていったのを見送った。
「ふふ。頑張りましょうね? かなみさん。それに志津香さんも」
「っ……」
「真知子。何言ってんのよ」
「あら? 志津香さんはリードしてるつもりですが、私も虎視眈々ですからね。勿論 私だけでなく……」
真知子
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