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逆襲のアムロ
41話 ア・バオア・クーの戦い@ 3.13
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も自立を図りたい。それは地球を潰してまでもと」

カイは微笑した。

「お前も悪党になってきたな。オレは好きだぜ、そんな考え」

その通信にシャアとカミーユも参加してきた。シャアも最寄りの補給艦としてラー・ヤークを利用していた。

シャアがまず話始めた。

「私たち宇宙移民らには劇薬だ、アムロ。ガルマも私もそれでは後日の苦労が絶えない」

シャアの反論にアムロが代案を求めた。アムロは顔を顰めた。シャアは戦後のことを視野にしてはア・バオア・クーの落下すら計算に入れている。冷静さと冷徹さがあった。

「ならば、この事態の打開をどうするんだシャア」

「何も大々的に喧伝する必要ないことということさ」

シャアは秘密裡にやれと言っていた。カイは笑った。

「こりゃ、ここには悪党しかいないとは。で、シャア。一体どうしようと?」

シャアはワイプ越しに頷く。

「ええ、隕石内部から核を爆発させればいい。メディアが見てとれるのは戦況の外観だ。戦闘している内部までは見れない」

核の利用確認はカメラで捉えた爆発具合によるものだとシャアは述べた。カイは腕を組む。そして質問した。

「しかし、今のメディアに通じるか?」

「ア・バオア・クーの移動には核パルスエンジンを利用している。そして現に核の実質的な持ち主はティターンズだった」

シャアがサラッと答えると、ハヤトがボソッと言った。

「・・・誘爆と言い切る気か」

シャアはニヤッと笑った。

「ご名答。ア・バオア・クーにはティターンズの核がある、と世間に発信しておく。嘘か誠かはこの際どうでもよい」

アムロとハヤト、カイが「でもなあ・・・」と口を揃えて話していた。その後ハヤトが話す。

「こなす上でまず決死隊が必要だ。そしてある程度誤爆の可能性を示唆したい。内部事情に少しでも触れる組織、いわゆる連邦組織に近いカラバやロンド・ベルはやはり難しい」

シャアは「だから我々がいるのだろ?」と再びサラッと言った。

「ネオジオンなら共闘しようが、そこまでの内情は機密で調べようがなかった。隕石を止めるに動く動力の核パルスエンジンの破壊が急務。それによる隕石内のシロッコの核が誘爆、これが脚本だ」

シャアは他3人を黙らせた。3人とも深く悩もうが時間的猶予といい、代案が思い浮かばない。
3人とも頷きはしたが、返事はしなかった。シャアはそれで充分だった。

「では、レウルーラに戻らせてもらう。あとはこちらで勝手にやらせてもらう」

シャアはそう言い、ラー・ヤークから発艦していった。シャアの進む方向にはネオジオン艦隊がいた。
半数は片翼でガルマが陣頭指揮を執っていた。別動隊が既に分かれて、ア・バオア・クーへ向かっていた。ハヤトは軽く舌打
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