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逆襲のアムロ
41話 ア・バオア・クーの戦い@ 3.13
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た」

再びシャアが話す。

「その余波で地球からの離脱者が多数現れて地球を棄てる意識が高まった。我々には嬉しい話だがな」

シロッコがシャアの発言を取り上げた。

「それならばシャア。何故私の味方をしない?」

「投げやりで無責任だと思ったからさ。統率する者は先んじて事業計画を練って導いていく義務がある。お前のやり方の失点はそこにある。ギレンでも愚鈍な政治家でもやっていたことだ」

シロッコは虚を突かれた気分になった。シャアという人物を余り知らずにアムロらと同じく熱い人物と捉えていた。シャアはどうやら文明人して生きていく上でのプロセスを大事にする人物らしいと初めて知った。

一方のアムロもシャアの発言にこの世界のシャアは自分の知る違うシャアだと感じていた。恐らくはララァの様な存在を失うことなく、悲観することなく、ただ何を為していけば良いかを純粋に良い方向で考えていける人物へと成長を遂げたのだと思った。

「(人は些細なきっかけでもここまで変われるものなんだな)」

そうアムロは嬉しく思えた。何分(なにぶん)命を狙われ、そこまで恨み思われていた自分が、その宿命の相手について何も思わない訳が無かった。前の世界では救えなかったシャア、自分の想いが今少し晴れたような気がした。

シロッコはため息を付いた。3人に本当の事は伝えられない。この性急さには理由がある。
フロンタルとメシアだ。

彼らはこの世界的な事件を高見の見物に決め込むつもりだ。フロンタルは計算内だ。メシアは計算の外に出てしまった。この世界の想いが束になっても敵わない。力で対抗する次元でない。

そのため息を3人が見て、シロッコは内心ハッとしてしまった。表情には出さないところがシロッコだった。

「・・・もう少し簡単な理由で戦いをしてもらいたいものだ」

そう言って思いを濁した。それを3人には何とか悟られなかった。
カミーユがシロッコへ話し掛けた。

「貴方は、どんな簡単な理由で地球を壊そうと、人を不幸にしようとしているのですか?」

シロッコは自分のペースに乗ってきたカミーユに悪役らしく対応した。

「そうしないことが不幸なのだよ。今までの厭戦も目覚めない地球に居るという特権意識が私の様な者を輩出したのだ」

カミーユは眉を潜め、矛盾を突いた。

「言い方が可笑しくありませんか?地球特権意識を持つティターンズに所属する将軍であるパプテマス・シロッコが地球を壊すなど!」

「フフッ、ティターンズも一枚岩ではないのだよ。組織など右に寄る者が有れば左もいるということだ。私は結果地球から巣立つ必要性を感じたのだ」

「なら!何故・・・貴方だけで良いだろう!」

シロッコは笑った。

「私はどちらかと言えばそちらのシ
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