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遊戯王GX−音速の機械戦士−
−Generation neXt−
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。もちろん結果的にそうなっただけであり、十代も何か言いたそうにしていたものの、それを遮って言葉を続けていく。

「だから、まだお前を卒業させるわけにはいかない。俺とデュエルしろ、十代!」

「……ああ、いいぜ。オレも今、誰かと戦いたくてウズウズしてたところだ!」

 そうして二人は、それぞれのデュエルディスクを構えて向かい合うと、デュエルの準備を完了させる。お互いに同じ場所で三年間の日々を過ごし、その日々の全てを相手にぶつけるデュエル。

 ……そしてその三年間で、俺たちは、デュエルは楽しいだけのものではないと知った。時に辛いことも、苦しいことも、悲しいことも、あった――だがいずれにしても、デュエルはお互いの魂のぶつかり合いだった。

 どんなデュエリストにも信念があり、その信念を貫くための譲れないことがあった時、お互いの魂をぶつけ合って相手を打ち倒す。それこそが俺が見つけたデュエルの本質であったが、どうせやるなら――

「楽しんで勝たせてもらう!」

「楽しいデュエルをしようぜ!」

 ――そうだ、どうせやるなら、楽しい方がいい。

十代LP4000
遊矢LP4000

「俺の先攻! 《カードガンナー》を召喚!」

 先にデュエルディスクが選んだのは十代。まずは《カードガンナー》を召喚すると、その効果でデッキから三枚のカードを墓地に送る――と思いきや、そんな様子はない。

「さらに《機械複製術》を発動し、デッキからさらに二体の《カードガンナー》を特殊召喚! 三体の《カードガンナー》の効果を発動するぜ!」

 こちらも多用する魔法カード《機械複製術》によって、十代のフィールドには三体の《カードガンナー》が揃う。さらに揃って効果を発動することで、十代のデッキから9枚のカードが墓地に送られた。

「墓地に送られた《E・HERO シャドー・ミスト》の効果。デッキからHEROを手札に加え……カードを三枚伏せて、オレはターンを終了するぜ!」

「……俺のターン、ドロー!」

 《機械複製術》と《カードガンナー》のコンボによる9枚の墓地肥やしと、サーチしたHERO以外の、三枚の手札全てをリバースカードとしてセットと、相変わらず――いや、破天荒なデュエルぶりにますます磨きがかかっている。それに気圧されまいと、気合いを込めてカードを引き、ドローしたモンスターをデュエルディスクにセットした。

「俺は《ドドドウォリアー》を妥協召喚し、攻撃する!」

 ドローしたモンスターは《ドドドウォリアー》。レベル6だが攻撃的を1800に減ずることで、手札から妥協召喚する効果を持つ。さらに攻撃時に、ダメージステップ終了時まで相手の墓地で発動する効果を無効にする効果を持ち、《カードガンナー》の破壊された際の効果を無効に
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