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一人の何でも屋の日常
第二部 艦娘達の何でも屋の職業体験記!
一件目 依頼が普通じゃない件について
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「━━━でねぇ、こんなことがあったんだよ」


「へー、そんなことがあるんですね。」


「けどそれはそれでおもしろいですね」



私の名前は《結月(ゆづき) ゆかり》、音鳴(おとなり)高校に通うごく普通の高校三年生。


今は友達である弦巻(つるまき)マキちゃんと東北(とうほく)ずん子ことずんちゃんと学校の食堂でお話しをしています。


マキ「そうだ、二人とも今週の土曜日最近できた美術館があるんだけど一緒にいってみない?」


ずん子「美術館?確か○○(まるまる)美術館でしたっけ?あの仮名ではなく本当にそのような名前の」


ゆかり「しかしなぜそのような誘いを?」


マキ「うーん、たまにはいいかなーって思って、どうかな?」


ずん子「私は全然OKですよ。ゆかりちゃんはどうですか?」


ゆかり「私もいいですよ。ただその日はちょっと用事が重なってて少ししか行けませんがいいですか?」


マキ「そっか、なら当日は公園で待ち合わせにしようね」







このとき用事があるって言ったのは私にはもうひとつの顔を持っているからだ。



普段私は普通の女子高生、


だけどその正体は夜になると町を駆け巡り奪われたものをその人の代わりに取り返す弱き者の味方、







そう、この私こそ世紀の大怪盗、

《怪盗ゆかりん》なのだからです。

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