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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic26-A聖王のゆりかご攻略戦〜The Saintest〜
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返しだ!」光槍80本を一斉射出。フォルセティも最低限の動きで避け切り・・・

「其は天と大気を司りし偉大にして至高の女帝。鷹の羽衣の纏いて空を翔け、遥かなる世界の空に煌幕を張り揺らめかせる」

呪文を詠唱し始めた。また厄介な術式を発動しようとしているな、まったく。さすがにフリッグの発動を止めないと、局や騎士団といった航空戦力どころか最悪「ゆりかごやアンドレアルフスまで・・・」墜としかねないぞ。

「かの女帝が従えしは12柱のいと美しき従士。其は巫女、其は医者、其は後見人、其は使者、其は従者、其は鋤、其は恋愛、其は縁結び、其は誓い、其は詮索、其は扉、其は礼儀」

「フォルセティ! フリッグは使うな! それは広域対空術式だ! お前の護りたいヴィヴィオの乗るゆりかごにも危険が及ぶぞ!」

「っ・・・!」

フォルセティが詠唱を中断する。怒りに任せて、俺を倒すことだけを考えての手段だったな。冷や冷やしたが、これで無茶な魔術も発動しないだろう。なんていうのが甘い考えだったと思い知ることになる。フォルセティは一切の攻撃を仕掛けて来なくなり、戦闘空域となっている空を縦横無尽に翔け回る。

「一体なにをしようと・・・?」

武装隊とガジェットの戦闘のど真ん中を突っ切るような真似もする。突然の乱入に驚く武装隊員たちに俺は「すまない!」謝りつつ、せめてもの償いとして“エヴェストルム”でガジェットV型4機をバラバラに斬り裂いてやった。フォルセティとの距離が僅かに開く。ふと、「まさか・・・!」フォルセティの手の動きを見て判ってしまった。何も無いところに軽くタッチするかのようなあの仕草・・・。

最古神の貴き世界(コード・ブーリ)か・・・!」

アルフォズルと並ぶもう1つの元真技・ブーリ。“神槍グングニル”から所有者と認められていなかった、まだまだ若輩だった頃の・・・。

(フォルセティはどれだけ中継点を作った?)

俺の魔術を使い、アルフォズルを発動できた時点でブーリも使って来るかも知れないと考えられただろうに。自分の迂闊さ、間抜けっぷりにホトホト呆れ果てる。とにかく、どれだけ中継点をバラ撒かれたのかは判らないが、発動される前にフォルセティを叩くしかないだろう。“エヴェストルム”を指環に戻し・・・

弓神の狩猟(コード・ウル)!」

創り出した魔力弓に番えた魔力矢・ウル3本を同時に射る。3本で3000発の閃光となり、フォルセティを全方位から襲撃する。特に上方に数を置き、あの子に無茶な回避軌道を取らせることで上昇を鈍らせてやる。さらに運が良いことに数発が剣翼と蒼翼をそれぞれ2枚ずつの計4枚を撃ち抜き、ガシャーン!と粉砕。目に見えてあの子の飛行速度と機動力が落ちた。まぁそこからは血も涙も無い、と言われてしまいそうな程にウル
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