第10話
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ア……ッ!?」
「あう……っ!?」
左右から襲い掛かってくる炎の矢とアーツに対してベルフェゴールは片手を振るって自分の周囲に無数の魔力弾を拡散させて二つの攻撃を相殺し、拡散した魔力弾が地面にぶつかって発生した衝撃波の余波を受けたアリサとエマは思わず怯んだ。
「ぶっ飛ばせ〜、ガーちゃん!」
「――――!」
ベルフェゴールが二人への反撃を終わるとアガートラムが正面から強烈な一撃―――バスターアームでベルフェゴールを攻撃した。
「ふふ、”まず一人”ね――――超ねこパンチ!」
対するベルフェゴールも正面から力を抑えた一撃を自分に襲い掛かるアガートラムの腕目がけて攻撃した。
「――――!?」
「ガーちゃん!?うわっ!?」
ベルフェゴールの一撃が腕に命中したアガートラムはそのままふっ飛ばされてミリアムにぶつかり
「ミリアムちゃん!?」
「きゅう………」
「―――――………」
それを見たエマは声を上げてミリアムに視線を向けるとアガートラムとぶつかった衝撃によってアガートラムの下敷きになっているミリアムは気絶し、主人の気絶によってアガートラムは動く事ができず、その場から消えた。
「………―――ハッ!」
するとその時気配を完全に消してベルフェゴールの背後へと回ったシャロンがベルフェゴールの背後から鋼糸を投擲してベルフェゴールを拘束しようとしたが
「うふふ、まさか気づいていないと思っていたのかしら?」
「……っ!……まさかこれを受け止められるとは思いもしませんでしたわ……!」
ベルフェゴールはすぐに振り向いて鋼糸を掴んでシャロンの動きを制限し、動きが制限されたシャロンは自分の動きを制限している鋼糸を離そうとしたが
「それぇっ!」
「しま――――くっ……!」
そうはさせないかのようにベルフェゴールは鋼糸ごとシャロンを振り回して壁めがけて投擲し、投擲されたシャロンは壁に叩き付けられる前に即座に鋼糸を離した後空中で受け身を取って地面に着地した。
「それじゃあ、そろそろ反撃させてもらうわよ♪」
「え……………」
「あ……………」
そして眼に魔力を纏わせたベルフェゴールはアリサとエマに微笑み、ベルフェゴールの魔術―――淫魔の微笑みを受けてしまった二人は放心状態になり
「お嬢様!?」
「エマ!?クッ……あんな一瞬で暗示の心得があるエマにまで暗示状態に陥らせるなんて、アンタ、一体何者よ!?」
二人の様子に気づいたシャロンと共に血相を変えたセリーヌはベルフェゴールを睨んだ。
「うふふ、わざわざ敵に自分の正体を教えてあげる程私はお人好しじゃないわよ♪さて、この後二人はどうなると思う?」
「まさ
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