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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第244話 最高の笑顔とVサインを
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いた訳じゃないが、とても心強い仲間達が助けてくれた事は判った。判って……、アスナとレイナは本当に感謝をしていた。
本当に、大切な仲間達。自分にはもったいない程の大切な仲間達だと再認識する事が出来た。(因みに、シノンとリタのやり取りは、2人は全く聞いてなかった)
――ありがとう。ユイちゃん。ありがとう、クラインさん しののん リタちゃん。
――ありがとうっ! ユイちゃん、クラインさんっ、シノンさんっ リタさんっ!
めいいっぱいの感謝の気持ちを込めて、頷いた2人。
そして、何よりも……互いの最愛の人たち。
――大好きだよ。キリトくん。
――大好きだよ。リュウキくん。
言葉に出さずに何度も念じた後、2人はユウキとランの方に向いた。
「向こうは任せておいて大丈夫。わたしたちの仕事tは、後ろの20人を突破して、ボス部屋に入る事」
「だね! 前にだけ集中できるのなら、わたしたちだったら絶対に行けるよ! 皆っ!」
アスナとレイナの言葉に、暫く呆気に取られてしまっていた皆も 何度か瞬きをした後に反応する事が出来た。
「うんっ! 判った!」
「ですね。頑張りましょう」
ランとユウキを筆頭に、いきなりのソードスキルを仕掛けようと構えた。
このスリーピングナイツの前衛の全力ソードスキルとアスナ・レイナのソードスキル。
それが一本の槍となり、突撃をすれば如何に20人の壁が存在するとはいえ突破する事は決して不可能ではなかった。
それ程までに個の力が高く、チームとしての連携、その力も一線を遥かに凌駕していたから。
「シウネー。ヒール役は1人で大丈夫?」
「ええ。多分間に合うと思います」
「じゃあ、わたしとレイで敵のヒーラーを排除してくるわ」
「うん。任せておいて! 皆に
付与術
(
バフ
)
はかけ終わったから。ここから先は攻撃に集中するよっ!」
アスナとレイナが2人並びになり、構えた。
リュウキとキリトの2人の戦いに応える為にも、最短で最速に駆け抜ける必要がある。
――あの大部隊をたった2人で支えてくれているのだからこそ、それに応えなければならない。
そう強く思ったアスナとレイナの2人。
「ユウキ! ランっ!!」
「今から行くよ! 危ないから避けてねっっ!!」
「え? ……きゃっ!!」
「へ? いったいどうい……うわっっ!!」
ランとユウキの2人の返答を待たず、アスナとレイナは二つの閃光になった。
ソードスキルを発動させる際に発生するライトエフェクトの視覚効果を身に纏ったかの様に突進する姿はまさに閃光そのものだ。
反射神経、反応速度が抜群。文句なしの《S》クラスであろうランとユウキの
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