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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第244話 最高の笑顔とVサインを
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運営側は特に修正等をする事はなく プレイヤー側もそこまで遅刻する様な事はなかったからこの状態のままだ。
「うん。でも それも大丈夫なの。……ね? お姉ちゃん」
レイナは 今度はアスナの方を見てにこっと笑った。
それを見て、アスナはゆっくりと頷く。レイナと同じく笑顔で。
「うん。リュウキくんとキリトくんなら。……それに クラインさん、しののん、リタちゃん。皆なら ギルドの皆を倒しきるよ。きっと」
「……え?」
きょとん……としてしまうのはユウキ。
勿論、それはユウキだけではなくランやほかの皆も同じで ジュンに至っては思わず大きな剣をずるっ と落としてしまっていた。
「い、いくらリュウキでも あの人数を喰っちゃうなんて そんな無茶な……」
「そっ そーんな無茶をしちゃうのが リュウキくんやキリトくんなの。それにシノンさん、リタさんもついてて、クラインさんもいるから大丈夫! だから 私達は信じて 全力でボスに挑むの。……きっと きっと 駆けつけてくれるからっ」
信じてやまないレイナ。
他の皆が心強いのは勿論であるが、それ以上にリュウキの事は信じてる。
「うん」
アスナは、レイナに笑顔で答えつつ ユウキとランの傍にたって囁いた。
「……それにね 私もユウキやランには 沢山大切な事を教えてもらってる。私も……とても とても貰ってる。《ぶつからなければ、伝わらない事もある》と言う事。……レイは十分すぎる程出来てるのに、私 ぜんぜん出来てなかったから。改めてユウキ達に教えてもらって……。皆には本当に感謝してるんだ」
スリーピングナイツの皆を一頻り見るアスナ。
その真意を感じ取った皆は 微笑み頷いていた。ユウキやランに その真っ直ぐな心に惹かれて集まった皆だからこそ アスナの言葉の意味が、真意が直ぐに判った様だ。
「ん? なんて? お姉ちゃん」
ただ リュウキが来てくれると強く熱弁していたレイナには聞こえてなかった様で首を傾げていた。そんなレイナを見て微笑みながら答える。
「白馬に乗った王子様が来てくれるのは 凄く楽しみかもだけど、かまけないでレイも頑張ってね? って言ったの」
「ふぇっ!? なななな、お、おねーちゃんっっ///」
手をぶんぶんと振って顔を紅潮させるレイナ。
この時ばかりは 皆思わず吹いてしまっていた。
笑う事で良い具合に緊張が解けた様だ。
「さ、これがラストチャンスだよ! 私達の方が早くボスをやっつけちゃって、扉の向こうで戦ってる皆に最高の笑顔と盛大なVサインをプレゼントしてあげれる様にがんばろ!」
アスナの言葉。
士気を上げる為に激。
かつての世界ででも、こうやってボス直前に同じ様な事をし
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