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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
第1章 誕生!最強ライダー編
第21之巻『静まるオロチ』
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「……はい。……必ず、成し遂げてみせます。」
立花の質問に、イブキは怯えるように答えた。
「日程としては明日の朝を予定している。頼んだよ、イブキ君。」
「…わかりました。」
「みんなも、明日は頼んだよ。」
立花はそう言い、書庫に籠もった。
「ヒビキさん、こちらでの感覚を取り戻したいので、稽古をつけてもらってよいですか?」
会議が終わり、雅はヒビキに頼み事を言う。
「おっ、いいぞ。京介、丁度いい機会だ。雅の戦い方を観て損はないぞ。」
「わかった。それなら観てあげるよ。」
雅の頼みにヒビキは応え、京介もついて行った。

「よし、じゃあ始めるか。」
ヒビキは自身の変身アイテムである音叉、音角を鳴らし紫の炎に包まれ、仮面ライダー響鬼に変身した。
「それでは、よろしくお願いします。」
【CHANGE RIDE-HENSHIN KIGEN ONKA-】
雅はディロードライバーに音枷のカードをスキャン。音枷を左腕に装着して弦を奏で、仮面ライダー斬鬼に変身した。
「おっ、ザンキさんになれるようになったんか。それじゃ、遠慮せず行かせてもらうぜ。」
響鬼は桴型の音?武器、烈火を両手に持ち、斬鬼に烈火弾を放つが、斬鬼は雷のパンチ、雷撃拳で全て撃ち落とす。
「やるなぁ。それなら、これならどうだ!」
響鬼は烈火に炎のエネルギーを溜めた刃、烈火剣を作り攻撃しにゆくが、斬鬼は音?武器の烈斬を盾のように扱い烈火剣の炎を消し去る。そして、響鬼が間合いに入ると同時に斬鬼は烈斬の柄で響鬼を攻撃し、響鬼は変身を解除した。
「とりあえず、こっちでの感覚は取り戻せたか?」
「はい!ありがとうございます、ヒビキさん。」
雅も変身を解除しヒビキに礼を言う。
「なるほどね。たしかに君は強いみたいだ。」
二人の稽古を観ていた京介は悔しそうにそう言った。
「さ、明日は早い。とりあえず今日は帰るか。雅は、たちばなに寄るか?」
「いいえ、帰ってあの子達のご飯を作らないといけないので。」
「そうか。じゃ、明日は遅れるなよ!」
ヒビキはそう言って、京介を引っ張って帰る。それを確認すると、灰色のオーロラが出現し、G電王が現れる。
「不正な次元渡航を行う仮面ライダー、ディロード。お前を逮捕する。」
G電王は問答無用で攻撃を仕掛けてくる。
【KAMEN RIDE-DELOAD-】
「いきなりか。変身!」
雅はG電王の攻撃を避け、ディロードに変身する。
「G電王の必殺技は防御。変な攻撃さえしなければ。」
ディロードはロードスラスターで攻撃を続け、G電王に攻撃の隙を与えず、オーロラに詰め寄ってG電王をオーロラの中にたたき返し、オーロラを消滅させて変身を解除する。
「さて、早く帰らないと。」
雅はワープのアタックライドで帰ってゆく。

「ただいま。
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